ひどい状態で見つかった、生後わずか2週間のキツネ。
すぐに受け入れ可能な施設がなかったため…
発見者のポーリンさんは、自らの手で彼女を救おうと決意します。
キツネと犬
体中をハエやダニに集られていました。
嘔吐しては、自分の身体よりも長い虫を吐き出していて…
もう15分も発見が遅れていれば、命はなかったでしょう。
子猫用のミルクを手ずから飲ませ、虫を取り除くための処方箋も施してあげます。
そんな尽力の甲斐あって…
6週間ほどかけ、子狐はゆっくりと健康を取り戻していきました。
マーリーと名付けられた彼女は、その後ポーリンさんの自宅で飼っているブルドッグ・アーニーと友達になります。
初めのうちは、アーニーは見知らぬ子狐を怖がっていました。
マーリーも、彼のことを嫌っていたみたいで…
それでも、少しずつ距離を詰めていって、3週間後には遊び仲間になっていたんです。
大の仲良しになった彼らは、四六時中ぴったりと寄り添い…
遊んだり、眠ったり、いっしょに散歩に出かけながら、穏やかな日々を過ごしています。
本来ならば、犬は狐を狩るときに用いられる動物です。
それでも、彼らは親友同士なんですよ。
まるで、『きつねと猟犬』の物語のようです。
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人々の反応
●野生の動物の命を救ったばかりか、最高の住処まで用意して……あなたは素晴らしい人だ!
●ウチの猫も、近所に住み着いてるキツネと仲良しなのよね。何時間もいっしょに遊んでるわ
●実は、あまり珍しいことじゃないんだよな。種族が違っても、動物は仲良く暮らしていける。動物はね
●人間同士で争っている奴らは、彼らを見習うべきなんじゃないか
ほほえましい写真と素敵なエピソードに、強く心を打たれる一幕でした。
(参照:Bored Panda)