米オレゴン州にて、TNR(野良猫の保護・不妊処置を行う)活動を行っていたボランティアの団体は…
生まれつき唇が裂けてしまっている、1匹のかよわい子猫を発見しました。
歩くたびにふらふらとしている野良の子猫を、放ってはおけず…
ボランティア団体は、里親活動を行っているセリナさんにお世話を託します。
苦難とともに
お風呂に入って身体を洗い、お腹いっぱいにご飯を食べて…
ハチワレの子猫は、かなり気分がよくなった様子。
その後、診察のために、専門家のもとに連れて行ったところ…
彼女の目はほとんど見えておらず、また水頭症や運動失調を患っていることも発覚します。
更に、大人になるにつれて、症状が悪化してしまう恐れもあり…
無事に生きていくためには、人の手による特別なケアが必要不可欠でした。
そんな不幸な子猫にも、ひとつの幸運が訪れます。
それは、動物病院で働いていたスタッフ・デシラエさんとの出会いでした。
彼女は、多くの苦難を抱えていましたが…
とても愛らしくて、人懐っこい子でした。
「私が助けなければ」と思って、引き取って看病することを決意したんです。
ペネロペと名付けられた子猫は、新しい住処にもすぐに馴染みました。
食欲も旺盛で、あっという間にご飯を平らげてしまいます。
また、家族に甘えている時間も大好きのようで…
優しいパパのダニーさんとは、よく一緒にソファで横になっているとのこと。
飼い猫としての生き方が、どうやら性に合っているのか…
たくさんの愛情を一身に受けて、心身とも健やかに育っていきました。
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病にも負けず
多くの疾患に侵されているペネロペですが…
当の本人は、そんなことは一切お構いなし。
病にも負けず、毎日を全力で生きている姿は、我々にも大きな勇気を与えてくれますね。
(参照:Love Meow)