カナダで保護された、独りぼっちの茶トラの子猫。
路上生活を送っていたために、ひどく痩せており…
その両足は、タールに塗れてしまっていました。
新たな兄弟
さて、彼が見つかる数週間ほど前のこと。
カナダ・オンタリオに拠点を置く保護団体に、妊娠中の母猫・ジニーがやってきます。
やがて彼女は、6匹の赤ちゃんを出産しましたが…
残念なことに、そのうちの2匹は、まもなく息を引き取ってしまいました。
以来、ジニーは生き残った子猫たちのそばから片時も離れようとせず、注意深く育児に励んでいたのだとか。
その様子を見て、保護団体の代表・メリッサさんは…
先の茶トラ子猫を、彼女に託すことを思いつきます。
名前は、亡くなってしまった赤ちゃんと同じ「フェニックス」に決定。
そして、対面するやいなや…
ジニーは、見ず知らずの彼をすぐに受け入れ、我が子のように愛情を注ぎ始めます。
他の子猫たちもまた、新しい兄弟を大歓迎!
いっしょに遊んだり、お昼寝をしたり、同じ時間を過ごすうちに、その仲も深まっていきました。
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巣立ちの時
やがて、仲良しの親子たちにも、本当の家族となってくれる人々を探す時期がやってきます。
母猫のジニーは、娘の子猫・ピーチとともに、素敵な家庭へと引き取られていきました。
その後、フェニックスを含めた子猫たちにも、無事に素敵な飼い主が見つかったとのこと。
誰ひとり欠けることなく、最高の結末を迎えられることが出来たのは…
愛情深い母親のジニーと、彼女を支えた保護団体の人々が、お互いにベストを尽くしたからでしょう。
彼らの尽力に、心からの拍手を送りたいですね。
(参照:Love Meow)