オランダの農場で、家族と一緒に暮らしていたクラリークさん。
彼女は自宅で、ジャック、ルイ、スタヴロスという、3匹の猫を飼っていました。
発見者から彼を引き取って、育てることに決めたのですが…
夫とともに、「3匹も飼い猫がいれば十分。これで最後だね」と言っていたんです。
4匹目の子猫
しかし、それからしばらく経って…
クラリークさんたちの暮らす家の庭に、1匹の野良の子猫が現れるようになります。
そして彼は、いつのまにか飼い猫のスタヴロスと大の仲良しになっていたのです!
ハチワレ模様の子猫はひどく痩せており、たいへん怖がりな性格だったのですが…
スタヴロスに対しては心を許しているようで、いつも行動をともにしていました。
いつものように、飼い猫たちにご飯を与えていたのですが…
スタヴロスだけは、ご飯を食べようとせずに、じっと立ち尽くしていたんです。
クラリークさんが確認したところ、なんとスタヴロスのお皿からご飯を食べていたのだそう。
野良生活の苦しさを知っているからこそ、先輩は自分の食事を譲ってあげたのかもしれません。
見つかった子猫は、よほど人間が怖いのか、すぐに逃げ出したものの、クラリークさんもめげずにご飯を用意して待ち続けます。
そんな努力の甲斐あって…彼は少しずつ心を許していき、クラリークさんの自宅にも足を踏み入れるようになりました。
チャーリーと名付けられた子猫はスタヴロスの後を追い、その動きを真似るように家での暮らしを学んでいきます。
スタヴロスもまた、率先して彼の面倒を見続けました。
先輩の教え方がよほど上手なのか…
チャーリーは、あっという間に飼い猫としての振る舞いを覚えていったのだとか。
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出会いに恵まれた
やがて、人との共同生活にもすっかり慣れたチャーリー。
それでもやっぱり、信頼できるスウダロスの隣にいる時が一番落ち着くようです。
空腹や孤独と無縁の暮らしを、これからも思う存分に満喫していってほしいですね。