目がよく見えず、ずっと臆病に生きてきた黒猫。人間の愛情に触れて世界が変わる

野良猫の避妊・去勢の処置にあたっていたナディアさんは、1匹の黒猫と出会いました。

 
マリウスと名づけられたこの子猫は、どこか不器用で、また他の猫たちを怖がっているようだった、といいます。

 
そうした振る舞いの原因は、おそらく彼の「斜視」にありました。

片方の目が内側を向いてしまっているせいで、うまく焦点を合わせることが出来ないマリウスは、視力も非常に弱く、歩き回るのにすら苦労が伴います。

 
ナディアさんは、そんな彼を獣医のもとへと連れて行きますが…

初めての人間との接触がたえられなかったのか、耳を伏せ、顔を覆って、必死に誰からも自分が見えないように努めていたそう。

マリウスは、物音ひとつも立てられないほどに固まって、怯えていました。

心臓の音だけを、バクバクと鳴らしていたんです。

関連:目がよく見えず、ずっと臆病に生きてきた黒猫。人間の愛情に触れて世界が変わる

 
それでも、どうにか必要な治療を病院で受けたマリウスは、里親となるフランさんの自宅へと送られました。

人と暮らすというのは、彼にとって初めての試練でした。

それでも、時間と忍耐をかさねて、少しずつ心を開いてくれたんです。

 
足りていないのは、愛情と安心。

フランさんは長い時間をかけて、その2つをマリウスに説き続けます。

 
そして、ご飯を与え、絆を育むうち…

あんなに引っ込み思案だった彼も、いつしか「人に飼われることの楽しさ」を知るようになりました。

初めて会った頃のマリウスは、絶対に人間に寄り添おうとしなかったんですけど…

今ではそれが大好きになったんですよ。

 
今では、フランさん宅の他の猫とも友達になったマリウス。

わずか2ヶ月という短い期間のうちに、彼は大きな成長を遂げました。

 
今でもよく前が見えず、物にぶつかってしまうこともありますが…ビクビクと怯えていた彼はもういません。

安全な家の中で、どうかこれからも、健やかな日々を送っていってほしいですね。

               
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