結婚式のメインイベントとも言える 新郎新婦から両親への感謝の手紙。そこに登場したのは、子供時代の新郎新婦でした。
[ada]
「お母さんは怒ったら恐いけど、本当に恐いのはお父さん。でも、海でおぼれてた子を助けたんよ。めちゃくちゃカッコ良かった。ぼくの自慢のお父さん、お母さん、覚えてる?」
幼い頃の息子との思い出を頭に浮かべながら、うんうん、とうなずく新郎の両親。目には涙が溜まっています。
次は幼少時代の新婦が登場します。
「幼稚園のとき お母さんに、離れたくない!って、くっついて泣いていたのってほんと? お母さんを、いっつも困らせていたんだって」
その言葉に、思わず泣き出してしまう新婦のお母さん。
時は流れ、中学時代へ。
中学、高校は部活ばかりをしていた新郎。
いろんなスポーツをしてきたけど、高校まで続けた野球の応援には、お父さんが必ず来てくれました。
「そんな大声で応援すんなよ、恥ずかしいなあ。あのときは嫌だったけど、ありがとね。」
中学・高校になると、親の存在って嬉しいような、恥ずかしいような。それでもいつも応援してくれていたこと実は嬉しかったんだよ、と感謝の言葉。
大人になって福祉の道へ。もっとレベルの高い介護がしたいと思い、鍼灸師になるためもう一度学校に行くべきか迷っていた新郎。
そんなとき電話でお母さんに相談すると、
「がんばりなさい。いい考えだ。何かあったらいつでも言いなさい」とすぐに言ってくれました。何も言わずに自分が選んだ道を応援してくれることは、当時の新郎にとってどれだけ支えになったことでしょうか。
大人になった新婦は、夢だったパティシエの道へ。でも、つらいこともたくさんありました。
「仕事はなかなか厳しくて、もうきついよって毎日泣きながら母に電話した」
つらいときもずっと見守ってくれていたお母さん。大丈夫だよって毎日励ましてくれる人がいたから、つらい時もがんばれました。
そして、現在の「私」へと感謝の手紙はつながれます。
こんな演出方法があったとは知りませんでした(*´ェ`*)
つくり込み過ぎだと感じた人もいるかもしれませんが、両親の脳裏にはハッキリとあの頃の子どもたちが浮かび上がったのではないでしょうか。
両親でもないのに、涙が止まりませんでした(´;ω;`)