米アーカンソー州のダムで救助されたラブラドールのミックス犬・サム。
発見当初、彼は南京錠によって鉄筋に固定されていました。
首元まで水に浸かっているにもかかわらず、逃げられないという状態で…
さらに、身体の複数の個所を骨折していたといいます。
人を憎まず
サムの身体はボロボロで、尿路感染症、背中痛、ノミとダニ、そして深刻な栄養失調にも苛まれていました。
おそらくは悪意ある誰かによって、ひどい目に遭わされたのでしょう。
それにもかかわらず、サムはとても人懐っこい性格であったといいます。
彼を保護した団体の創始者であるアンジーさんによれば…
もし私がサムの立場だったら、大勢の人間にかみついたでしょう。
寛容な心をもつ動物たちには、本当に驚かされます。
その後、治療を行う間、里親の元で保護されることになったサムは…
飼い犬として生きるための術を身に着けていきます。
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長い道のり
残念ながら、サムが受けた虐待の痕は簡単に癒えるものではなく…
下半身も歪んでしまい、莫大な治療費をまかなうべく、アンジーさんの団体では寄付を募っているそうです。
純粋で誇り高い精神をもった彼が救われるよう、心から祈ってやみません。
(参照:iHeartDogs)