いつものローソンで何の気なしにうろうろと歩いていたら、突然、商品棚のPOPから次の2つの単語が目に飛び込んできました。
「洋ナシ」「カラメル」
まるで、筆者に見つけてもらおうと言わんばかりの主張。いずれも好物だと認識するや否や、続きは読まずに買って帰ってきました。
ローソン『ブラボーミチプー ミッチリプリン』
自宅に着くなり、パッケージをまじまじと観察します。
結露で肝心の中身がよく見えませんが、とりあえず「プリン」であることだけはわかります。
今気づいたのですが、352円(税別)!? コンビニスイーツとしては、かなり本気のお値段ですね。
脱走を図るプリン
まあよい。買ってしまったのだから、おいしくいただこうじゃないか。
そう思ってフタを開けてみると…!
気のせいでしょうか。いえいえ、そんなことはありません。プリンが逃げ出そうとしています!
活きの良いプリンに「おとなしくしててね」と声をかけながら、プリンの下にスプーンを滑りこませようとしたものの、なんと弾力がすごすぎて入りません。
仕方なく手で触れると、普通に持てたので(?)、優しく持ち上げて直しました。結構きれいに戻せましたよね?
プリンが無事に定位置まで戻ってきたところで、いただきます!
ミッチリ濃厚プリンに、上品な洋ナシカラメルが合いすぎる
さっそくスプーンをプリンに差してみたところ、やはりすごい弾力。ムニっとしていて、なかなかすくえません。
もはや「すくう」と言うよりも「ちぎる」ような感覚。
ここで、ひと口ぶんのプリンをようやくスプーンに乗せられたときの写真をご覧ください。
こんなにも重力に耐えられるプリンが、今までに存在したでしょうか。
パクッと食べてみると、プリンは口の中で「密度が高くて濃厚なカスタードクリームのようなもの」に変わりました。
筆者としては、今流行りの「固めプリン」のような感じを思い描いていたのですが、全然違います。食べた感じはプリンというよりもクリーム。でも味はプリンです。
今まで食べたことのあるどのプリンとも違うので、正直かなりびっくりしました。
そんなプリンを上下で挟んでいるカラメルは、固めのゼリーのような食感でもちっとしていました。これがまたしっかりビターでおいしい。
しばらく食べ進めていたところ、ついに念願の洋ナシが登場しました! ごろっとしたダイス状で、食べごたえ十分です。
それにしても、洋ナシとカラメルの層がプリンの甘さとよく合います。そして洋ナシの上品な香りが、全体の味わいをさらにランクアップさせているように感じます。
一番下にはスポンジも仕込まれていました。カラメルのほろ苦さをたっぷりと吸い込んだスポンジは、良いアクセントです。
全部の層を一緒に食べると、とてつもなく優雅な時間が流れましたよ。ブラボー!
『ブラボーミチプー』リピート決定です。次のときはちょっとしたご褒美用にしようっと。ごちそうさまでした。