米バージニア州のアニマルシェルターに運び込まれた猫の一家。
野生での暮らしはよほどに過酷だったのか、4匹の子猫たちはみな風邪を引いており…
母猫ともども、温かくて快適な屋内での生活を望んでいた様子だったといいます。
体は小さくても
その後、里親の元へ預けられた彼らの中で…
プキニという名前の子猫は、明らかに成長が遅れていました。
他の兄弟たちと比べて、体のサイズも半分ほど。
当時の母猫は、4匹の子どもたち全員にとって十分な量のミルクを作ることが出来ませんでした。
プキニは他の兄弟に押しのけられてしまうので、特別にボトルで食事を与える必要があったんです。
さらに先天的な足の形成不全を起こしていた彼女は、自力で歩くこともままなりません。
しかし…そんな逆境にも負けず、プキニは懸命に生きようとしていました。
彼女を保護するボランティアの方も、その諦めない姿勢に心を打たれ、サポートを続けます。
初めは、2-3週間も生き延びられないだろう、と思っていたんです。
でも、彼女はたいへんな頑張り屋さんでした。
小柄なプキニですが、好奇心とイタズラ心はひと一倍。
自力で動けるようになると、柔らかい毛布に飛び込んだり、おもちゃのボールで遊んだりするようになります。
やがてエネルギーを使い果たすと、お昼寝して…
目が覚めたら、再び元気に駆け回るのだとか。
周囲の心配など、どこ吹く風。
彼女にとっては、毎日が楽しくてたまらないのでしょう(*´艸`*)
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一歩ずつ前へ
やがて生後9週間を迎えた頃、ようやく体重が1ポンドの大台に。
他の兄弟たちと比べれば、まだまだ体は小さいですが、自分のペースで着実に成長を重ねています。
歩みは遅くとも、一歩ずつ大人への道を進み続けるプキニ。
その未来が今以上に幸せなものとなるよう、心から願わずにはいられません。
(参照:Love Meow)