アメリカ・ラスベガスで猫の保護活動を行うニッキーさんが、市営のシェルターを訪れたときのこと。
引き取る予定の子猫を連れて帰ろうとした際…
彼女は、スタッフから「もう1匹猫を預かって欲しい」と声をかけられました。
ニッキーさんは快諾し、子猫をシュムツィと名付け、一緒に家に連れ帰ることに決めます。
優しいケアで
神経の問題を患っていたシュムツィは、歩くたびに少しフラついていました。
出会った時には自力で立つこともできず、食欲もありませんでした。
心配でしたが、何が起きても彼女を救うと心に決めていたんです。
その日の夜は一晩中注射器でご飯を与え続け、なんとか一命を取り止めることに成功。
元気を取り戻した彼女は、まもなく「音の出ない声」で鳴き始めたそうです。
とても優しくて、落ち着いていて、私のトレーナーのポケットに入って運ばれるのが大好き。
声が出ない“ニャア”は“もっと撫でて!”という意味なんです。
身体が大きくなるに連れ、運動能力も向上していき…
徐々に安定して立てるようになりました。
おもちゃを追いかけて、ジャンプの練習も欠かしません。
それからしばらく後…
彼女は、あの日ニッキーさんが一緒に引き取った子猫・バレンティナと初の対面を交わします。
初めは威嚇する素振りを見せるも、まもなく寄り添ったり、キスをしたり、より多くの時間を共に過ごすように。
以来、彼らは最高のパートナーとして仲良く成長していきました。
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ずっと親友
やがて、それぞれに生涯のお家へと旅立って行ったシュムツィとバレンティナ。
離れてもなお、一緒に過ごした日々は、彼らの心の中に消えることなく留まり続けることでしょう。
これからも、2匹が幸せに暮らしていけるよう祈ってやみません。