「いつかシャム猫を飼ってみたい」と、常々思っていたエリオットさんは…
米バージニア州の動物保護施設へと赴いて、引き取り可能な子猫がいないか探していました。
代わりにと、スタッフの方は僕たちにピッタリの子猫を紹介してくれたんです。
盲目の子猫
子猫のマーリンは、生まれついて、ほとんど目が見えておらず…
年齢の割に身体も小柄で、誰かに保護してもらわなければ生きていくことも難しいような子でした。
それでも、たいへん愛らしい性格の持ち主である彼は…
初対面のエリオットさんにもすぐに懐いて、その腕の中で丸くなったかと思うと、のどを鳴らし始めたといいます。
エリオットさんは、マーリンの人馴れした様子を見て引き取りを即決。
すぐに書類での手続きを済ませ、自宅へと招待します。
マーリンは目が見えない代わりに、他の感覚が非常に優れていました。
新しい環境にも戸惑うことなく、聴覚や嗅覚をフルに活かして、さっそく探索を始めたそうです。
ひとたび家を探っただけで、どこに何があるのかを完璧に覚えているようでした。
食べものと抱っこ以外には、何かをねだってくることもありません。
ただ、その二つの欲求に関しては、絶対に譲ろうとはしませんでしたね。
大人びているのかと思いきや、実はかなりの甘えん坊で、マイペースな一面もあるマーリン。
でも、最後には必ず、私たちの膝の上に戻ってくるんですよ。
他の猫と同じように、走ったり、飛び跳ねたり、遊びまわったり…
どうやら目が見えないことなんて、本人は全く気にしていないようです。
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運命の出会い
お互いにとって最高のパートナーとなった、マーリンとエリオットさん。
2人には、これからも素敵な暮らしを謳歌していって欲しいですね。