とある寒い日のこと。
子猫のバタービーンは母猫とはぐれてしまい、独りぼっちで路上をさ迷っていました。
栄養失調を引き起こしていた彼の身体は、生後5日ほどになるにもかかわらず、新生児のように小さかったといいます。
おいしいご飯
寒さに体力を奪われ、身体もノミにたかられて、バタービーンは生きるための力を失いかけていました。
彼を保護した団体の代表・デジレーさんは、そんな幼い命を救うため、昼夜問わずの看護を試みます。
子猫用の食事を与えても、いったい何なのか分からなかったみたいで…
きちんと食べてくれるようになるまで、少し時間がかかってしまいました。
それでも注射器で食べさせてもらうコツをつかんでからは、食欲も湧いてきたようで…
与えられた食事も、あっという間にたいらげてしまいます。
母親とはぐれてから、ずっとお腹を空かせていたのでしょう。
お腹を満たして、身体もキレイにしてもらって、暖かな室内でゆっくりと休んで…
最高の待遇を受けるうちに、バタービーンは少しずつ体力を取り戻していきました。
食欲旺盛な彼は、1週間のうちに体重を3倍にまで増やします。
その頃には、すっかり甘えん坊な性格になっており…
ご飯のあとは抱っこを要求したり、構ってほしいときは鳴き声をあげてねだるようにまでなったとのこと。
どうやら、屋内での生活も気に入ってくれたみたいです(*´∀`*)
関連:【子猫】 母猫に置き去りにされた、目も開いていない子猫。障害に負けず生き抜くと決意した彼女は、たくましく成長していく!
快適な暮らし
その後、順調に成長を重ねていったバタービーンは…
飼い主となってくれる方が見つかって、「生涯の家」へと引き取られていきました。
見違えるほどに元気になった子猫が寂しくて辛い思いをすることは、きっともうないでしょう。
(参照:Love Meow)