米ニューヨークのアニマルシェルターに、足を骨折した子猫が連れてこられました。
その姿を見て…
施設の方々は、「残念ながら足を切除するしかない」と諦めていたといいます。
一縷の望み
猫カフェを営んでいたクリスティーナさんは、そんなかわいそうな子猫の話を聞いて、彼を引き取ることを決意。
レントゲンで検査したところ、右前足の骨は、2か所も骨折していたんです。
獣医の先生は、片方の骨折は治るだろうけれど、もう一方の骨折は難しいから、切除が必要になるだろう、と。
バターズと名付けられた子猫は、痛みをあまり感じていないようでした。
クリスティーナさんたちは、もう2週間ほど様子を見てから、最終的な決断を下すことにします。
人懐っこい彼は、引き取られた先でも里親にすぐ甘え始めたのだとか。
もともと好奇心旺盛で怖いもの知らずな性格にも、ますます磨きがかかっていきました。
おもちゃを使って遊び、他の子猫たちともじゃれあい、かと思えば里親にも擦り寄り…
まるで、足の怪我なんて気にしていないかのように振る舞います。
そして、驚くことに
・
・
・
いつのまにかバターズは、右足を使って歩けるほどに回復していたのです。
クリスティーナさんによれば、どうやら自力で添木を外してしまったらしい、とのこと。
どういうわけか、骨折していたはずの骨は、すっかり治っていたんです。
奇跡的な治癒力を発揮して、周囲の人間を驚かせたバターズは…
それまで以上に活発に、家の中を走り回るようになったそうです。
関連:【子猫】 後ろ足にマヒを抱え、母猫にも捨てられた子猫は…保護された先で、経験豊富な「犬のお母さん」に出会った!!
命の力
その後、家族として迎え入れてくれる方に出会えた彼は、めでたく『生涯の家』へと旅立っていきました。
もし人間に生まれていたら、総合格闘技の選手になっていたかもしれません。
やはり動物たちは…
我々の想像を遥かに超える、強い生命力を持っているのですね(゚Д゚;)