米アラスカ州で発見された、生後3週間の子猫・ハーパー。
その後ろ足は麻痺してしまっており…
まったく動かすことができない状態でした。
育ての親に
自力でご飯を食べられないため、毎日2-3時間おきの食事にもサポートが必要です。
そこで地元のレスキューグループの代表であるシャノンさんが、彼を引き取ることに。
獣医の先生いわく、「おそらく産道で押しつぶされてしまったのだろう」と。
うまれながらに障害を抱え、母猫にも置いていかれて…
それでもハーパーは、好奇心旺盛で甘えん坊で、なにより辛抱強い、素敵な性格の持ち主でした。
シャノンさんの自宅では、すでに3匹の犬が暮らしており…
中でもシンダーは特に面倒見がよく、足を動かせない新入りに優しく接していたといいます。
子猫にとっては、とても大切なことですからね。
これまでもたくさんの猫や犬の保護者役を担ってきたシンダー。
ハーパーも、包容力のある彼女へあっというまに心を開き…
見守られている安心感からか、少しずつ元気を取り戻し始めます。
やがて身体が十分に大きくなったハーパーに、シャノンさんは専用のカートを用意してあげました。
これで、後ろ足が動かなくても、自由に動き回ることができます。
こうして、「ふたりの親」に見守られながら…
子猫はその後も順調に成長を重ねていきました。
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まだまだ甘えたい
生後6か月になったハーパーは、身体もかなり大きくなりました。
それでもまだまだ、犬のお母さんには甘えたい盛りのようです。
シンダーが苦労して育てた甲斐があった、というものです。
種族の垣根を越えて、かたい絆で結ばれた2匹。
見ているこちらまで、胸が暖かくなるようなエピソードですね。