夫のダニエルさんと大自然の中をサイクリングしていたセリーヌさんは、ふと動物の鳴き声のような音を耳にしました。
突然、道端の茂みから、大きくて甲高い声が聞こえてきたんです。
出所を探したところ…現れたのは小さな子猫。
突然現れた人間に驚いたのか、かなり動揺していたそう。
警戒を解いた
セリーヌさんは、子猫を怖がらせないように柔らかい態度でコミュニケーションを図ります。
自分を傷つけようとしているわけじゃないと理解したのか…
まもなく心を開いた子猫は、彼女の傍に歩み寄って甘え始めました。
そこで、家に連れて帰ることにしたんです。
子猫をジャージの中に入れて運ぼうとしたものの、中で動き回ってしまいます。
そこでセリーヌさんたちは、彼女をいったん安全な場所に隠して…
急いで自宅に引き返し、車で迎えに行く作戦に出ました。
夫婦の家に迎え入れられた子猫は、真っ先に感謝を伝えるためのグルーミングを行ったとのこと。
どうやら、新しい住処はかなりお気に召したようです。
ミニキティという名前をもらった子猫は、食欲も旺盛で…
初めの数日間は、とにかく食べに食べて、好きなだけ眠るというサイクルを繰り返しました。
過酷な野良生活では食料もまともに手に入らず、気の抜けない日々を送っていたのかもしれません。
セリーヌさんやダニエルさんにぴったりとくっついているときが、1番リラックス出来る様子。
構ってほしがりな一面もあり、かなり甘えん坊な性格なのだとか。
挨拶代わりに、のどを鳴らしながら頭をこすりつけてきますね。
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変わらないもの
それから1年ほどが経過して、すっかり大人の猫へと成長したミニキティ。
体は大きくなりましたが、甘えん坊な性格は変わりません。
優しい飼い主さんに巡り会うことができた彼女は…
これからも思う存分、幸せな日々を満喫していくことでしょう。