動物病院で猫の養子縁組コーディネーターをしているデイジーさんは…
シェルター主催のイベントを手伝った際に、マーミーという名の猫と出会いました。
元野良猫の彼女の被毛は、泥に覆われて汚れきっており…
少なく見積もっても10歳ほどでしたが、栄養不良で体重はわずか2キロほどしかありません。
大きな決断
骨と皮ばかりの猫は、悲し気な目で近寄ってきて甘え始めたそう。
新たに猫を飼う予定などまったくなかったデイジーさんでしたが…
保護シェルターには、これ以上マーミーの世話を続ける余裕がありません。
うちにはすでに16歳になる猫が1匹いたので、とても悩みました。
でも、なんとかしなくちゃと思ったんです。
その日のうちに、マーミーはデイジーさんの家へと迎えられます。
病院に行った結果、彼女は猫エイズに加え、口内炎と難病であるエーラー・ダンロス症候群のほか、慢性の気道疾患にもかかっていることが判明しました。
何年もの間、マーミーは病気やひもじさと闘いながら、野良猫暮らしをしてきました。
でも…わたしに出会って元気になったみたいです。
四六時中、ママにべったりのマーミー。
自分のお世話をしてくれる人がいることに、心から感謝しているようです。
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幸せを手に入れて
歯に問題はあるものの食欲旺盛で…
やがて、体重も5キロを超えたそう。
辛い経験もたくさんしたでしょうが、もうひとりぼっちではありません。
安心で快適な室内で、穏やかな生活を送れるように祈っています。
(参照:LoveMeow)