それは日本史講師の秋生瞳子 (@Zigeunerleben17)さんが、中学3年生のクラスで授業を行ったときのことでした
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「パンがなければお菓子を食べれば良いじゃない」って言った人として有名、って話を中3の集団授業でしたら、「パンがなければお菓子を食べれば良いじゃない」の意味が分からない子が続出し、1から10まで説明して、ギャグを説明する芸人の気持ちって、こんなのかな、と思ったことがありましてな。
— 秋生瞳子 (@Zigeunerleben17) 2020年1月6日
これは切ない…!!(;∀; )
皮肉が伝わらない
先生としては、なんとも困る状況です(笑)
「パンがないくらい貧乏な人たちにさ、パンがないならお菓子を食べろって言うのは、超ド天然な嫌味言ってるみたいな感じなわけよ」
「えーでもケーキあるならケーキの方が嬉しくない?」
「いや、えーっと、だから、パンが買えなかったらケーキなんかもっと買えなくない?」
「お金貯めれば?」— 秋生瞳子 (@Zigeunerleben17) 2020年1月6日
マリーの言葉に諸説あるのは知ってて、そこまで話したかったけど、そもそもそこに至らなかったあの授業…。
— 秋生瞳子 (@Zigeunerleben17) 2020年1月6日
広く知られた皮肉も、よくよく考えれば、その裏側で「様々な前提知識」を必要としているもの。
教育の難しさを、改めて思い知るような一幕ですね…!
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みんなの反応
●私も子どもの頃初めて聞いた時は、パンが日本でいう米にあたる主食だと理解しておらずピンと来なかったことがありました…(笑)ご飯とは別の趣向品(パンやお菓子)がない貧乏と、主食が無い貧乏はチョット程度が違いますもんね。もしかしてその子達もその感覚が無かったのかもと思いました
●うちの子達も理解できませんでした。農民とアントワネットを1人2役で熱演し、やっとわかってもらえましたが、「正にお前らが現代のアントワネットだな」とガッカリしました
●ギャグやユーモアなどは共通の認識や背景の理解があって笑えたり、関心できるところですよね。かの女王だけでなく、時代背景、当時と今の違いを知ることができた貴重な授業な気がします。先生の意図とは違ったのだと思いますけど、必ず覚えていたり、更に調べる生徒もいますよ。先生、素敵です
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