地域猫保護のボランティアをしているニッキさんたちが、ラスベガス近郊にて避妊・去勢手術を施していたときのこと。
ヤシの枝の下で丸くなっていた、極小サイズの子猫を発見します。
辺りに母親らしき猫の姿は見当たらなかったため、自宅に連れて帰ることに決め…
数年前に里子として預かった三毛猫にちなんで、エリカ・ジュニア(イージェイ)と名づけました。
ご飯を拒む子猫
イージェイは明らかに発育不良で、弱々しい子でした。
食べる意志がまったくなかったため、体重も増えません。
仕方なく経管栄養法を使って栄養を摂らせ、保育器に入れました。
哺乳瓶からミルクを飲めない子猫を育てるのは、たやすいことではありません。
それでも数週間が経過すると…
里親ママの懸命なケアのおかげで、彼女はほんの少しだけ大きくなりました。
とはいえ、自らご飯を食べることはもちろん、食べ物を飲み込もうとすることさえもやっとといった様子。
心配したニッキさんが、彼女を動物病院に連れていった結果…
血液検査を通じて、バクテリアによる感染症にかかっていることが判明しました。
抗生物質を投与すると、その日のうちに食欲が出てきたんです。
生後5週間になると、食欲も旺盛になり、おもちゃで遊ぶようになりました。
自分でご飯を食べるようになったイージェイを見たニッキさんは、どれほど嬉しかったことでしょう。
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ようやく元気になって
ニッキさんは語ります。
里親の仕事はとても地道で、舞台裏の仕事みたい。
でも、子猫が元気になって…
幸せになってくれることがなによりのご褒美なんです。
どんどん体重も増え、すっかり元気を取り戻したイージェイは…
ネブラスカ州に住むとある家族のもとに引き取られました。
優しい家族に囲まれて、幸せに暮らしていってくれることを願います。