クリスマスの日に、アメリカ・ラスべカスで見つかった酷い状態の子猫。
ウジ虫とノミが群がった身体は、すでに命を落としてしまった兄弟猫たちの上に横たわっていたと言います。
発見者に直ちに保護してもらったおかげで、彼は一命を取り留めることができました。
小さなファイター
その後、要請を受けた保護活動家のダニエルさんに引き取られた子猫は…
フォスターいう名前をもらい、24時間体制で看護を受けます。
回復までにはまだまだ困難な道が続きますが、彼は驚くほど強い「生きる意志」を持っていました。
注射器で授乳を始めると、耳をピクピクさせながら前足でふみふみして…
とても幸せそうに飲み干してくれたそうです。
次の授乳のために少し眠ろうとベッドに入ったら…
彼が胸元に登ってきて、喉を鳴らしながらそのまま眠ってしまったんです。
初めてダニエルさんの元で夜を過ごしたにも関わらず…
フォスターは後ほど起こさなければならないほど、ぐっすりと眠ってしまったのだとか。
お腹いっぱいミルクをもらうと、満足げにダニエルさんの腕の中で丸くなります。
フォスターが元気そうにしている姿は、私の世界を明るくしてくれるんです。
生後3週を迎えると、体重は450gになりました。
やがて離乳も始まり、子猫用のサークルからも卒業です。
小さな歯も生え始め、ますますやんちゃになって起きている時間も長くなったそう。
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やんちゃな子猫に
元気に育つフォスターの姿を見て、ダニエルさんは感慨深く語ります。
出会ったその日から、彼は必ず生き延びられると信じていました。
生まれたばかりの子猫を迎えるのはいつでも不安ですが…
とりわけ彼は、生命力に満ち溢れていたんです。
その後、生涯のお家へと旅立っていったフォスター。
死の淵から美しく蘇った彼の姿は、これからもたくさんの人々を勇気づけていくことでしょう。