米ネバダ州のアニマルシェルターに勤めていたステイシーさんのもとに、1匹の子猫が連れてこられました。
保護した女性によると、どうやら母猫に捨てられてしまったらしい、とのこと。
彼には、家族が必要でした。
なので、自宅で養育している母猫のターシャに、彼を預けてみることにしたんです。
家族の一員
まったく見ず知らずの子猫を目の前にしたターシャは…
それでも、すぐに彼の体をキレイにして、母乳を分けてあげたといいます。
数週間ほど年上の兄・ナイルズとレオも、新しい弟をすぐに受け入れました。
コルビーという名前をもらった子猫は、新しい家族に囲まれて、健やかに成長を始めます。
ターシャは、まるでコルビーも自分の本当の息子であるかのように、分け隔てなく接しました。
ナイルズとレオも兄貴分として、猫としての振る舞い方を教えてあげていたのだとか。
無論、ステイシーさんも献身的にコルビーの世話を行います。
ターシャから母乳が出なくなってしまってからは、人工ミルクを飲ませてあげました。
食後はトイレを手伝って、それから体を毛布で包んで、抱っこしてあげるんです。
げっぷをさせた後は、そのまま眠ってしまいますね。
仲良し家族となったターシャ、ナイルズ、レオ、そしてコルビー。
血のつながりはなくても、4匹の絆は本物でした。
私が部屋に入ると起きてしまうので、なかなか写真は撮れないんですけどね。
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それぞれの道
やがて十分に成長した子猫たちは、里親のステイシーさんの元を離れ、それぞれの『生涯の家』へと巣立ちます。
ナイルズとレオの兄弟は、ロキ、ソーと名前を変えて同じお宅へ。
お母さんのターシャも他の家へ迎え入れられました。
そしてコルビーもまた、兄弟分のミュンスターの歓迎を受け、新居の生活へ無事に馴染んでいったそうです。
血のつながりを超え、家族としての愛情を分かち合った猫たち。
離れ離れになっても…その思い出が消えてなくなることは、決してないでしょう。