生まれてすぐに母猫に育児放棄された子猫が、アメリカ・メーン州の動物病院VCA Cromwell Animal Hospitalに運び込まれました。
数時間にわたる集中治療の末、なんとか一命を取り留めましたが…
成長するにつれ、その様子に異変が現れます。
立ち上がろうとするたびに転んでしまい、歩くこともままならないのです。
診断の結果、彼は運動機能に問題を引き起こす、小脳の形成不全を患っていました。
運命の出会い
生涯に渡って介護が必要な重い障害を抱えているにも関わらず…
当の子猫はいつでもご機嫌。
遊んだり甘えたり、愛嬌たっぷりです。
そんなある日、偶然病院に立ち寄ったカルメロさんが、お風呂上がりでタオルに包まれた小さな子猫を目にして…
あまりにも愛くるしい姿に一目惚れ!
その晩、インターネットで彼が抱えた障害について調べ上げ、引き取ることを決めました。
カルメロさんの元でぺピーノと名付けられた子猫は、他の猫たちとの違いも全く気にしていない様子。
先輩猫たちを見て、できる限りのマネに挑戦します。
やがて、体もうまく動かせるようになりました。
遊んで、膝の上で甘えて、抱き上げると喉を鳴らして…
とっても幸せな猫なんです。
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毎日を精一杯生きる
2年後、そこには…
ますますたくましく成長したぺピーノの姿が!
傍らで彼を支え続けたカルメロさんは感慨深く語ります。
引き取ったことを後悔したことは一度もありません。
確かに特別は配慮は必要ですが、彼はそれ以上のものを与えてくれるんです。
障害を持ちながらも毎日を精一杯生きるぺピーノ。
これからも素敵な魅力を振りまきながら、幸せに暮らしていってくれることを願っています。