痴漢の加害者を捕まえたら、その後どんな事が起こるのか…
渚 (@likeasea1212)さんは、悩んでいる方のためにもと、ご自身が体験した出来事をTwitter上で共有しました。
ずっと悩まされていた痴漢を捕まえた時の手続きの流れを自分なりに纏めました。同じように悩んでいる人の力になれば…検索しても加害者が弁護士に相談する用の記事ばかりで困ったので。 pic.twitter.com/ie0XvOMh5D
— 渚 (@likeasea1212) 2019年11月17日
※以下、添付画像の文章の書き起こしです
犯人逮捕
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駅長室で待機、駅員と警察官に事情を説明 (身分証明書の提示を求められる)
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被害届けを出す意思があるか確認
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パトカーで最寄りの警察署へ
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警察官の方に状況説明&調書作り
●ここで聞かれること
・何時の電車の何駅から何駅まで乗ったか
・被害に遭った時間、車両、場所(ポールの近く、ドア側等)
・犯人の服装や髪型などの特徴
・どちらの手でどこをどんな風に触られたか
・顔を見たか
・その時どのように思ったか等
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身分証明書の提出
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全身の写真を撮影
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警察官の方とマネキンで当時の状況を再現 (被害に遭った場所やどんな風に触られたか等)、再現した状況を写真撮影
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警察官の方と一緒に調書を読み合わせ誤りが無いか確認、拇印を押す(印鑑を持っていたら印鑑)
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下着とスカートを袋に入れて提出 (その場で脱ぐのではなくパトカーに乗せて頂き、私のマンションまで送って頂いた上で着替えさせて貰ったので助かりました)
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帰宅(ここまでで10時間ほど)
長時間の拘束、被害の再現、下着の提出…。
なぜ被害者がこんな目に合わなければならないのかと考えると、本当に許しがたい気持ちが沸き起こってきます。
後日も続く
また、渚さんは「後日の流れ」についても教えてくださいました。
後日の流れ
検察庁に行き、検事さんにもう一度一から状況を説明する
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再度調書を作り、確認する
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起訴するか示談にするかを聞かれる(逮捕から23日以内に起訴するかしないかを決める必要有り)
起訴する場合
裁判になる。
犯人が否認している場合は法廷に出向いて自分の口から供述しなければならない可能性有り。
●メリット
・有罪になれば犯人に前科をつけられる
・刑事罰を受けさせることが出来る
●デメリット
・年齢と名前が犯人にわかってしまう
・否認の場合法廷に出向かねばならない
示談する場合
犯人の弁護士から電話が来て、直接会って話し合いをする。
示談に応じる条件を決め、合意出来そうなら示談が成立、印鑑を押して終了。
●メリット
・法廷に出向く必要がない
・示談の条件を好きに設定出来る(今後○○線を使わないこと、今後一切関わらないこと等)
・被害相当の示談金が貰える
●デメリット
・犯人に前科をつけられない
・被害を金銭に換算することへの抵抗感
どんな結末を迎えようとも、心に深い傷を残す行為。
痴漢の撲滅を、改めて願わずにはいられません。
関連:被害者に捕まり、おとなしく駅務室まで来た痴漢。その直後…え!?
みんなの反応
●情報共有ありがとうございます!そしてお疲れ様でした!きっとこの情報に助けられる人もいると思います。痴漢滅べ!!
●わたしも5時間かかった、現行犯。その時間かかるので諦めちゃう人が多いんだって警察の人言ってた。露出なんてしなかったし、すっぴんだったし現場で写真撮りにいかなきゃでめちゃくちゃ恥ずかしかったし、最悪しか残らない
●娘が痴漢被害に遭った時「示談した方がいい」「罰した方がいい」両方言われ、娘と話し後者を選んだ。犯人を前科者にすることはできたが、娘の心の傷はずっと残っている。ネットで調べても加害者弁護情報ばかりだった
大変ためになる情報に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。