ある夜のこと。地元のドライブスルーに立ち寄ったレイチェルさんは、車のヘッドライトに照らされて光る一対の目を見つけます。
どうやら藪の中に、野良猫が隠れているよう。
おびき寄せようとしたものの、怯えた子猫は店裏の路地に逃げ込んでしまいました。
一時預かりのつもりが…
あきらめて帰宅したレイチェルさんでしたが、彼のことがどうしても忘れられず…
その夜、捕獲機を持って再び現場を訪れたのだとか。
装置を設置してから周辺を探索していたところ、ゴミ箱の後ろに隠れていた子猫を発見します。
今度は逃がすまいと、急いで捕獲に取り掛かると…
子猫はもがいて逃げ出そうとしたものの、なんとか無事に保護できました!
自宅に戻り、子猫をお風呂に入れて、タオルで濡れた体を乾かしてあげます。
ようやく落ち着いてくれたみたい。
最初の夜は大変でした。
子猫は目の感染症にかかっており、全身ノミだらけ。
怖がってずっと威嚇していましたが、引っ掻いたり噛んだりはしませんでした。
当初は里子として一時的に預かり、時期をみて「生涯のお家」を探してあげる予定だったそうですが…
計画の変更を余儀なくされる事態が発生します。
一緒に暮らしている先輩犬や先輩猫たちに子猫を紹介したところ、全員が彼のことを大好きになってしまったのです。
特に4歳になるハドソンとはとても馬が合うようで、お互いに毛づくろいをし合うほど仲良くなりました。
どちらかが違う部屋にいると、鳴きながらお互いを探すほど(*´艸`*)
そんな様子を見たレイチェルさんは、子猫を正式に家族として迎え入れることに決め、ブロンクスという名前をつけました。
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のびのびと成長中
生後4か月になった彼に、もはや過去の面影はありません。
ブロンクスは人間と会話ができるんですよ。
私たちの肩や膝の上に乗るのが大好きですし、シャワーを浴びていると一緒に入ろうとするんです。
でも、タンスの引き出しを開けて、ウール製品を引っ張り出して持ち去ろうとすることも(笑)
かつてひとりぼっちで怯えていた野良猫は、おしゃべり上手でいたずら好きな、可愛らしい子猫へと変身しました。
ブロンクスはこれからも快適なお家で、愛情をいっぱい注がれ、素敵な思い出を重ねていくことでしょう。