ある日、西オーストラリアにある動物保護団体「Cat Haven WA」でボランティアをしているクリスティンさんは、保護された2匹の子猫の里親になりました。
彼らはガリガリに痩せており、明らかに発育不良の状態です。
少し体の大きいほうをチアラ、小さいほうをトミーと名づけて、手厚く看護しましたが…
残念なことに、トミーは息を引き取ってしまいました。
新しい家族
兄弟を失ってからというもの、寂しさのあまりずっと鳴き続けていたというチアラ。
そんな様子を心配したクリスティンさんは、ある策を思い付きます。
生き残った子猫をうちの飼い犬に紹介しました。
そうすれば、少しは気を紛らわすことができるんじゃないかと思ったんです。
先輩犬に引き合わせてもらったチアラは、嬉しくて大はしゃぎ!
ポメラニアンのグッチのほうも彼女を気に入ったようで、すぐに毛づくろいをはじめ…
2匹は、あっという間に仲良くなりました。
遊ぶのも、お昼寝をするのも、なにをするのも一緒。
子猫は先輩犬の後ろをついて歩き、ベッタリくっついて離れません。
グッチはまるで自分の子どものように彼女のお世話をし、よく可愛がりました。
そうして溢れんばかりの愛情を注がれた結果…
子猫の体重はどんどん増えて、日ごとに愛らしさを増していきます。
やがて、あまりにも仲良くなりすぎたからでしょうか…(*´艸`*)
ある時、チアラが犬のように吠えたんです。
そのときは本当に驚きましたよ。
グッチと過ごすうちに、自分のことを子犬だと勘違いしてしまったみたい(笑)
関連:保護されたのは「子犬と子猫」のコンビ。深い絆で結ばれた彼らが迎える結末は…
犬を目指す子猫
どんどん犬っぽく成長しているというチアラ。
本当に先輩が大好きなんですね(*´∀`*)
ひとりぼっちになってしまった子猫は、適切なケアと惜しみない愛情のおかげで、元気を取り戻すことができました。
この先もずっと、幸せに暮らすことができるよう心から祈っています。