アメリカ・テキサス州在住のメアリーさんは、駐車場で子猫の鳴き声を耳にします。
どうやら駐車されている車の下部から聞こえているようで…
身を屈めて覗き込むと、そこには1匹の子猫の姿がありました。
タイヤの後ろのワイヤーやロッドに、後ろ脚が挟まってしまっていたんです。
エンジンの発熱のせいで、耳や鼻、肉球が焼けてしまっていました。
救助と治療
メアリーさんは、すぐに子猫を解放してあげると…
ジャケットの内側にくるんで、安心させようと努めます。
すぐに鳴き止んで、落ち着きを取り戻してくれました。
ケストと名付けられた子猫は、ひどく痩せ細っていました。
深刻な栄養不足と脱水症状を引き起こしており、自力で立つことも出来ないほどに衰弱していたのです。
そんな彼のために、徹夜で看病をしてあげたメアリーさん。
こまめに水分補給をして、体調を見ながら快適な環境を保ち…
おかげで彼は翌朝には元気を取り戻し、ご飯を食べられるようになったのだとか。
私もすっかり彼のことが好きになっていて、きっとうちの子になるだろうなと感じたのです。
残念ながら、火傷の状態がひどかった耳は切除する必要がありましたが…
他の箇所は無事に治癒して、元の状態に戻りました。
元気を取り戻したケストは、メアリーさんの飼っていた猫のイーストや、犬のリオとも仲良しになったのだとか。
孤独な野良生活よりも、今の暮らしを気に入ったようです!
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安心に包まれて
やがて生後5ヶ月になると、ケストの身体は成猫に近いくらい大きくなり、里子の子猫の面倒を見てくれるほど精神的にも成熟してきました。
とはいえ…
やっぱり大好きなママの前では、甘えん坊に戻ってしまうみたいですね(笑)
メアリーさんに見つけてもらったことで、運命が180度変わったケスト。
これからも安心と愛情に包まれて、幸せに暮らしていってくれることを願います。