ある日、アイルランド・クロスヘヴンに住む男性が、会社の外で衰弱しきった1匹の子猫を見つけました。
連絡を受けた地元の保護団体「Cat Haven」のオーウェンさんが現場へ駆けつけると…
子猫はとても冷たくなっており、全く動きません。
しかし、近づいてよく見てみると、かすかに息をしているのがわかります。
オーウェンさんは一縷の望みをかけて、病院へと急ぎました。
峠を越して
獣医には、その後24時間が山場になるだろうと言われました。
スパイクと名付けられた子猫は、オーウェンさんの看病のもとその夜を乗り切り、回復の兆しまで見せ始めます。
その後の1週間は、彼女をいつもそばに置き、ご飯をあげたりお世話をしたり…
つきっきりでケアを続けたそうです。
やがて、ずっと閉じていた目も開きました。
残念ながら視力は失われていましたが、幸い摘出施術の必要はなかったのだとか。
そして、このころには…
オーウェンさんも、すっかり彼女にメロメロになっていたそう。
とても強い絆を感じているんです。
あの日保護したのは、偶然ではないと思っています。
こうしてスパイクは、正式な家族として迎え入れられました。
バルコニーで一緒に座ってすごしたり、サッカーを見たり、リードをつけて外にお散歩にいったりしています。
彼女は本当に特別な猫で、僕らは出会う運命だったんです。
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一番の愛
オーウェンさんは語ります。
いつも「僕が世界で一番愛しているのはスパイク」だと言われるんですが…
たぶん、本当にそうだと思います。
5ヶ月を迎え、さらに美しい猫へと変貌を遂げたスパイク。
今日も大好きなパパに、思う存分甘えていることでしょう。
(参照:LoveMeow)