米ミシガン州出身のアナスタシアさんが、ギリシャのキシロピガドと呼ばれる町を訪れたときのこと。
滞在中、彼女は助けを求めて独りぼっちで鳴いている子猫と出会いました。
更には、重たい感染症にも罹っていたみたいで…
そのせいで目ヤニが酷くて、開けることさえもできなかったんです。
怯えながらも
周囲を見回してみても、母猫と思しき姿は見えません。
とても放っておくことは出来ず、アナスタシアさんは子猫の体を抱きあげます。
彼女の身体を包んであげました。
アナスタシアさんは、モイラと名付けた彼女を動物病院へと連れて行き、必要な治療を受けさせました。
それなのに、私の首元まで寄り添ってきて、首元に寄り添って寝ようとするんですよ。
その後、一緒にアナスタシアさんの滞在先へ。
お風呂にも入って、汚れた身体を綺麗にしてもらいます。
目の感染症のための薬や、栄養のあるご飯、なによりアナスタシアさんからたっぷりの愛情を受けた彼女は…
少しずつではあるものの、心身ともに健康を取り戻していきました。
体調がよくなってからは、ヤンチャな性格も顔を出し始めます。
どうにかして一緒に遊ぼうと、同じように救助されていたチワワ犬のコービーのあとをくっついて回るんだとか。
ここまで全力で走ったり遊んだりする子猫は、今まで見たことがないくらい!
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一緒に引越し
やがてギリシャでの滞在を終え、アメリカへと帰ったアナスタシアさん。
もちろん、モイラとコービーも一緒に連れて行きます。
モイラのためにパスポートを取ったり、ワクチンを受けさせたりして…
幸いなことにモイラは小柄だったので、コービーと一緒のキャリーケースに入れて連れ帰ることが出来たんです。
2匹は、ミシガン州での暮らしにもすぐに馴染みました。
モイラは大きなテディ・ベアの人形がお気に入りで、甘えるように頭を擦りつけたり、寄り添って眠ったりしているとのこと。
彼女は今頃、生きてはいなかったかもしれない。
これほどまでに回復してくれたのは、とにかく喜ばしいことです。
素敵な出会いに恵まれて、一命を取り留めたモイラ。
優しい飼い主さんや、友達のコービーと一緒に、これからも幸せな日々を満喫してほしいですね。