アメリカ・カンザスの保護団体Purrfect Pets Cat Adoptionsの元に、1本の通報が入りました。
メンバーはすぐに現場に向かい、高い木の穴の中から4匹の子猫を助け出します。
しかし…そのうち一番小さな猫はかなり衰弱しており、ぐったりとして動きません。
まるで死んでしまっているかのようにも見えましたが、かろうじて呼吸はしているようです。
身体を温めて、ブドウ糖入りのミルクを与えて、点滴をして…
本当に長い1日でした。
数時間後、懸命なケアで一命を取り留めた子猫。
その後ローワンと名付けられ、順調に元気を取り戻していきました。
しかし、兄弟の3分の1ほどのサイズしかない彼はご飯を食べるのにも一苦労。
まだ母乳を与えてくれる母猫が必要なようです。
メンバーの一人が幸運にもちょうど同じくらいの大きさの子猫たちを預かっていたため、彼もその輪へ加わることになりました。
まるで自分の子のように愛情を注いでくれます。
兄弟たちとぐんぐん成長していったローワン。
1番の仲良しは、ピッパという兄妹猫です。
彼女も母親を亡くして保護されたみなしごでした。
辛い生活を乗り越えてきた2匹には、特別な絆があったのでしょう。
いつも寄り添い、一緒の時間を過ごしていたといいます。
しかしある日。
「ピッパを引き取りたい」という家族が施設を訪れました。
そして
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引き離すなんてとても考えられませんでした。
それで、ローワンも引き取ることに決めたんです。
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新しい家族の元で、やがて美しい猫へと成長した2匹。
保護された当時のローワンを知るメンバーはこう語ります。
あんなに小さかったのに、立派になって…。
レスキューからほぼ1年後、息も絶え絶えだった子猫がこんなにもたくましく育つとは、誰が想像できたでしょう。
これからも「兄妹」一緒に、たくさんの思い出を紡いでいくことを祈っています(*´∀`*)