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子猫の死体を通り過ぎたトラック運転手。ふと涙が出て戻ってみると…

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州での出来事。

豪雨の中でトラックを運転していたデニス・マクドナルドさんは、轢かれてしまったと思われる子猫が道路に横たわっているのを発見しました。

 
かわいそうに思いながらも、その横を通り過ぎたデニスさん。

しかし…

バックミラーで横たわった猫を見ながら、ふいに涙がこみあげてきます。

猫はまだ死んでいないんじゃないかと、なぜか思ったんです。

そしてこのまま通り過ぎたら、絶対に後悔するって…。

 
すぐさまトラックを引き返し運転席から飛び出して抱き上げると、直感通り、子猫は僅かながらも息をしていたのです…!

 
まさに奇跡。

ひどい怪我と大雨のために弱り切っていた猫を箱に入れ、デニスさんは動物病院へと急ぎました。

 
頭蓋骨が砕け、鼻はつぶれ、顎の位置もズレてしまっていた子猫…。

 
それでも…

懸命の治療により、なんとか一命を取りとめることができました。

 
その後、猫の耳に残されていた識別番号が手掛かりとなり、無事に住所も判明します。

ところが…

 
飼い主からは、「どうしても引き取りに行けない」との返事。

そして、すべてをデニスさんに任せると、猫の親権を放棄してしまったのです。

 
胸が引き裂かれるような思いを感じながら…

デニスさんは、そのまま「私が引き取ります」と、獣医さんに告げました。

関連:バッグに詰められ、ゴミに出された猫。それでも彼は「人間への愛」を抱き続けた

 
BB-8と名付けられた子猫は、その後何度も大きな手術を乗り越えながら順調に回復。

そして今はデニスさんのもと、先輩猫2匹と一緒に幸せに暮らしています。

 

望みを捨てず、できるだけのことをしてやれば、救える命があることを知ってほしいです。

 
雨の路上で失われかけたBB-8の命は、デニスさんに出会ったことで、そのかけがえのない輝きを取り戻しました。

彼らが末永く幸せに過ごせるよう、心から願ってやみません。

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