ある日、アメリカ・オレゴン州の保護施設へ運び込まれた妊娠中の若い母猫。
預かりボランティアのシェイラさんに引き取られた彼女は、ひどくストレスを感じているようでした。
何日かしたら、リラックスしてくれると期待していたんですが…
2日後、出産が始まってしまったんです。
心に余裕がなかったのか、母猫は、生まれた子猫に興味を示しません。
1匹はキャットベッドに、1匹は羊膜に包まれたまま床に置き去りにされていたんです。
その後、彼女は3匹の子猫を産みましたが…
5匹の兄弟のうち、2匹が命を落としてしまいました。
母猫代わりに
母猫の代わりに、シェイラさんの娘が昼夜を問わず2時間おきの授乳を続けます。
体重が100グラムになった頃、ようやく体調も安定し、ハイハイを始めた子猫たち。
1週間ほどで、ちょうど唐辛子と同じくらいの大きさになりました。
しかし…
母猫は、まだ子猫たちと関わろうとしません。
きっと恐れが子猫をお世話するという本能に打ち勝ってしまったのでしょう。
未だに私が部屋にいない時にしか、トイレを使ったり、ご飯を食べたりしないんです。
ここに来るまで、どれほどの不安を感じていたのか…想像すると胸が痛みます。
子猫と一緒に居たがらなくても構いません。
そもそも避妊手術さえしていれば、こんなことにはならなかったんですから。
人は恐れなくてもいいということを彼女にわかってもらうために、どんなことでもしてあげるつもりです。
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すくすく育って…
生後13日を迎えると、子猫たちは匂いに反応するようになりました。
音にも反応するので、耳も聞こえているんじゃないかしら。
ご飯の後はとても活発ですが、まだほとんど寝て過ごしています。
お腹もいっぱいになって、幸せそうです(*´∀`*)
母猫から得られなかった分の愛情を、預かりママからたっぷりもらった子猫たち。
どうかこれからも、元気一杯に育っていってほしいですね。
(参照:LoveMeow)