なかなか飼い主が決まらない子猫。それでも3年間、愛する人を待ちわびた結果…

キプロス共和国・パフォスのホテルにて、地元の動物保護団体「Tala Monastery Cats」が、生後数週間ほどの小さな子猫たちを保護しました。

 
彼らは、目の感染症を患っていましたが…

ボランティアたちの手厚い看護とたゆみない努力のおかげで、順調に回復。

 
中でも、ギズモと名づけられた子猫は軽症だったため、1週間後にはすっかり良くなりました。

子猫の不安

彼は持ち前の人懐っこさで、みんなを虜にしていきます。

 
誰かが座っているとすかさず近づき、膝に飛び乗って甘えるんだとか。

 
周囲の人たちも、フレンドリーなギズモにはすぐに引き取り手が見つかるだろう、と考えていました。

 
ところが、そんな期待とは裏腹に…

ほかの子猫たちが次々と引き取られていく中、彼だけ貰い先が決まりません。

 
大きくなった後もギズモは毎日、誰かに抱き上げられて、一緒にお家に連れて帰られる時を夢見ていました。

 
そして、3年経ったある日のこと。

イギリスから休暇でキプロスを訪れていたジェニーさんが、施設にやってきます。

動物が大好きな彼女は、施設内をくまなく見てまわりました。

 
と…ひと息つこうと座った途端、ギズモが膝に飛び乗ってきます!

 
それは、運命が動き始めた瞬間でした。

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ようやく見つけた

その後、ジェニーさんは後ろ髪を引かれる思いで施設を後にしましたが…

イギリスに帰ってから間もなく、彼女の飼い猫がこの世を去ってしまいます。

 
悲しみに暮れる日々。

そんな中、キプロスの動物保護団体から、ギズモの近況を綴ったメールが届きました。

愛猫を亡くした後、すぐに新しい猫を迎え入れる気になんてなれません。

ですが、まだ施設にいるギズモのことが頭から離れませんでした。

彼なら、心にぽっかり空いた穴を埋めてくれるかもしれない、と思ったんです。

 
こうしてギズモは、別れを惜しむボランティアたちに見送られ、新しい家族と暮らすためにイギリスへと出発しました。

愛してくれる人を待ちわびた猫。

その願いは、ようやく叶ったのです。

 
これからもずっと、ギズモが幸せな日々を送れるよう祈ってやみません。

               
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