少子高齢化が大きな社会問題として取り上げられる現代。
それでも、いまだ仕事をしながら妊娠することの難しさはなくなりません。
匿名掲示板『ガールズちゃんねる』でも、こんな投稿が話題を呼んでいました。
妊娠していいタイミングが分からない!
投稿者は、高校教諭として日々奮闘する32歳の女性。
結婚して3年がたち、そろそろ子どもが欲しいと夫婦で願っているものの…
職場には「高校3年生の担任は妊娠してはけない」という暗黙のルールがあり、妊娠するタイミングに頭を悩ませているといいます。
違う学年を担当したときにタイミングを合わせるしかないとはいえ、そんなに都合よく行くはずもなく…
ぜひとも参考にしたいと、似たような体験談や意見を募集するに至ったそうです。
「自分の人生」
この相談に対し、他のユーザーからは様々なコメントが寄せられました。
●あなたの人生なんだからあなた達夫婦のタイミングでいいんじゃない?
●迷惑かけちゃいけないんだろうけどさ、自分の人生なんだし出産なんて大きな事、仕事で左右されたくないから産んじゃっていいと思う私は社会人失格なんだろうな…
●避妊やめてもすぐに授かれる訳じゃないから、本当に子ども欲しいなら仕事も大事だけどよく考えた方がいいよ。時間は戻らない
「自分の人生なんだから好きにするべき」
そんな妊活容認派の意見が多い一方、以下のような声も…。
こういうことって女同士の方が厳しい。
だってそんなタイミングよくできるもんじゃないよ子どもって。
やっぱり3年生を受け持った責任があるよ。
職場に相談して来年からは担任にならないようにするとか、休職するとしたらいいんじゃないかな。
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まとめ
「妊娠のタイミング」を他者に制約されるなど、絶対にあってはならないこと。
しかしながら、人手不足の深刻化が叫ばれている教育現場の実情を考えると…
暗黙でそうした雰囲気が生まれてしまうことを、手放しで責めることは出来ません。
「子育ての推進」と「教師の待遇改善」は、どちらも子どもたちの未来、ひいては我が国の未来に関わる急務です。
片方だけではダメだからこそ、さらなる議論を交わしながら、適切な解決策を探す必要がありますね。