ある日のこと。
ナッシュビルの愛護団体が、走行中の車から投げ出された生後4週間の子猫・ウィンストンを保護しました。
その後、彼の話を聞いたジェイミーさんとブライアンさん夫妻が、すぐに受け入れを申し出ます。
彼らは、同様の状況で保護された3本足の愛猫・ティミーをガンによって失ってしまい…
その悲しみを癒すため、新たに受け入れる猫を探していたところでした。
運命の出会い
ジェイミーさんは、ウィンストンに初めて会った時の心境を、次のように語っています。
その大きな目と、アインシュタインを思わせるもしゃもしゃの毛を見て、「私たちが探し求めていた子だ」と思ったのよ。
出会ってすぐに我が子のような気がしたわ。
主人の腕の中で遊び始めた彼は、とても幸せそうだった。
手術を無事に終えたウィンストンは、1週間後にジェイミーさんの家へ到着。
手術の後だったから、あまり動いてはいけない状態だったけど…
うちに来て数時間もしたら、もう遊びたくて仕方ない様子だったわ。
順調に思えた、新生活の滑り出し。
しかし、その数日後…
夫妻はウィンストンの足に、再び異変を感じます。
彼を抱いて助手席に座っている間、泣き出したい気分だった。
でもウィンストンが動じてないのを見て、少しずつ私の気分も落ち着いて行ったの。
「彼の足を治すことはできないが、命は助けられる」
そう診断を下した獣医は…偶然にも、以前に夫妻の亡き飼い猫・ティミーの手術を担当した整形外科医でした。
やがて、ウィンストンは周囲が驚くほどの生命力で手術を乗り越え、数日後に家へ戻りました。
足を1本失うことになりましたが、猫のファジーピートとモギー、犬のシャイナー、そして優しいパパとママのいる大家族で新たな人生の一歩を踏み出します。
数週間後にはすっかり回復し、自由に動けるようになった喜びでいっぱいの様子。
性格も見違えるくらい明るくなったようです。
一度死んで、また生き返って、「舵」も一つ失ってしまったけれど…
それでも彼は歩くどころか、走り回るのよ!
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障害に負けない
ハンディキャップをものともしない姿には、常にエネルギーが溢れています。
ウィンストンには末長く幸せな人生が目の前に広がっている。
私たちの家族になってくれて本当に良かった。
幾多の困難を打ち倒し、最高の居場所を掴み取った彼に…
心から、祝福の拍手を贈ります!(*´∀`*)