デビーさんが働くオーストラリア・ニューサウスウェールズ州の動物病院に、ある日、1人の男性がやってきました。
彼が抱えていた段ボールからは、子猫の鳴き声が聞こえます。
子猫たちについては、「自宅近くの茂みから拾ってきた」と言っていましたね。
どうやら、近所に野良猫がうろついているのが気に食わなかったみたい。
その男性は、デビーさんに子猫たちを押し付けると…
「そいつらを殺処分してくれ」と言い放ったのです。
動物たちとの絆
あまりにも残酷な申し出に驚いたデビーさんは、男性から子猫を預かり、自分で育てることを決意します。
子猫たちはいずれも、へその緒すら取れていない、生後まだ数日といったほどの赤ちゃん猫でした。
少しでも目を離せば死んでしまうかもしれない、か弱い命。
デビーさんは昼夜を問わず、必死に子猫たちの面倒を見続けます。
けれど、彼らはお互いに助け合いながら、必死に生き残ろうとしていたんです。
それぞれリトルミッシー、パンダベア、ブルーイと名付けられた子猫たちは、幸いにもみな食欲旺盛でした。
デビーさんの飼っていたオウムにも手伝ってもらいながら、哺乳瓶から勢いよくミルクを飲み始めたそうです。
ウチで飼っている他の犬や猫たちとも、仲良くしてくれているわ。
生後4週間を迎える頃には、3匹ともすっかり大きく成長!
特にパンダベアは、飛びぬけて人懐っこい性格で…
椅子に座っている人を見ると、すぐさま駆け寄って抱っこを要求するんだとか( *´艸`)
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絆は続く
デビーさんの自宅では他にもたくさんの動物を飼っていたため、子猫たちはその後、ご両親の家に引き取られていきました。
けれども、3匹は愛情をもって育ててくれた彼女への恩をけっして忘れません。
両親宅を訪れると、家中のどこにいても、すぐに走ってきて迎えてくれるんですよ。
彼らの絆は、これからも決して途絶えることはないでしょう。
いったいどうなっていたか分かりません。
3匹仲良く健康に育ててあげることが出来て、本当によかった。
子猫たちの未来を守ったデビーさんの英断に、心からの拍手を贈ります!(*´∀`*)