bao (@baobabustroll)さんが投稿した、家庭教師として働いていた際のエピソードに注目が集まっています!
中学生の家庭教師をした時に、数学の文章題の意味が汲み取れない子がいた。家にコミックと教科書以外の本が無い。唯一電子レンジに付属してるレシピブックがあったので「親御さんに質問せずにレシピブックだけ読んで料理を作ってごらん」って指示してみたら数学と国語の成績が上がった。
— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
なるほど…!Σ(゚д゚;)
その子には、勉強以外のところで「文章を読む」という機会がなかったのですね…!
読書の大切さ
一文一文がどんな意味をなしているか、どんな結末へ向かっているかを想像しながら「答え合わせ」していく。
このトレーニングにおいて、確かにレシピ本ほど有益な教材は他にないかもしれません。
親御さんからは「数学の定期テストの成績を上げてくれ」って希望されたけれど、小学4年辺りで置き去りにされたままだと感じたので、レシピの読み解きと小4の復習から始めた。3カ月で「成績は上がったけど、数学の指導以外の事をするから」とクビになっちゃって、顧客満足度評価の難しさを知った。
— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
その子に「何のために勉強するのかわからないと楽しく無いよねえ?」と訊ねたら「そんな事考えるのは時間の無駄だと思う」みたいな事を言われて、どんだけへし折られて来たんだこの子…と、しょんぼりした。
— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
教える側のエゴですけど、勉強楽しいって思って欲しかった。
まあ、そのうち「使う予定もない知識を好き放題漁るのが楽しい」みたいな境地になって、それはそれでアレなんですが。— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
そんなわけで、私は「料理本を読んでレシピ通りに作る」は、最高のコストパフォーマンスを出せる勉強法だと思ってます。
息子氏には、安全に気をつけつつも可能な限り早く台所に立たせる所存。いや別に、早くご飯作れるようになってお母さんに楽させて欲しいとか思ってないんだからね!思ってるけど。— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
ああ、これは教育に関わる人と、子供を賢くしたいと願ってるすべての親に伝えたい話です。。「読めない・読み取れない」は致命的なんですよね。読書の大切さを知らない親が子供を賢くしたいというのがそもそも…おっと
— 猫舌先輩 (@0DYzgcnjbDdiATq) 2019年7月25日
親御さんに「読書で脳汁ブッシャー!」って体験が無かったのかもしれないと思っています。あの体験は最高なので、だとしたら親御さんにも味わって頂きたかった…!病みつきになるのに…
— bao (@baobabustroll) 2019年7月25日
結果として、長く関わることはできませんでしたが…
baoさんと過ごした3ヶ月の記憶は、件の生徒さんの将来において、非常に大きな糧となったことでしょう。
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みんなの反応
●数学が出来ない人って読解力に問題があることが多く国語も成績悪い傾向にあるから、数学の成績上げるなら国語の成績上げるのが最適解なのよね。やってること合ってるのにクビになるのは悲しみ…
●親世代でも「はっきりと明確に書かれた」ことすら読んで理解できない人が多々います。それで子どもの成績は上げろというのですから、笑っちゃいます。本当にbaoさんは素敵な先生だったとおもいます
●小学生でも算数の文章題は読解ではなく、「出てきた数字を使う」「今のテストは割り算だから大きい方から小さい方を割る」とか思っている子がある程度いるので、関係ない数字を入れてあげるとめちゃくちゃ…レシピが良いとは目から鱗です!
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!