我が子を守りたい母猫と、子猫を助けたい保護団体のスタッフ。攻防の結果は…!

アメリカ・ブルックリンのとある住宅の裏庭にて、1匹の母猫が5匹の赤ちゃんを出産しました。

しかし、そこは子育てをするには不向きな環境で…

 
住民の男性が発見したときには、2匹がすでに息を引き取っていたといいます。

 
「この親子には、人の手による支援が必要だ」

そう判断した彼は、動物の救助活動を行っている地元の団体に連絡を取りました。

母猫の攻防

救助の要請を受けたウィルさんは、現場へと急行。

しかし、人間が近づくことに危機感を覚えた母猫は、子どもたちを安全な場所に隠してしまいます。

最初の任務は、母親を脅かすことなく、子猫を探し出すことでした。

彼女は、ゴミの山の近くにあった大きな木片の下に、子どもたちを隠していたんです。

 
どうにか発見したところ、3匹とも命に別状はない様子でしたが…

まだ安心はできません。

彼らは次に、ひどく警戒している母猫をいったん隔離しなければなりませんでした。

母親は、ずっと私たちのことを警戒していたので…

罠を設置した後は、その場から完全に立ち去って、物音に耳を済ませていました。

 
10分後、母猫がトラップにかかった音を聞き、再び現場へと戻ったウィルさん。

 
彼女を落ち着かせるために、金網の上から毛布を被せてから、赤ちゃんの保護にあたります。

 
人間に見つかってしまった子猫たちは、互いに身を寄せ合い、怯えきっている様子です。

できる限り刺激しないよう、1匹ずつ、丁寧にすくい上げて回収していきます。

 
その後、里親の元で親子はすぐに再会しましたが…

3匹の子猫は、いずれも手当てを必要としていました。

彼らは、呼吸器系の感染症などにかかっており…。

うち1匹は、お尻から直腸が飛び出していました。

 
赤ちゃん猫たちは、あと一歩遅ければ医療によっても救うことが出来ないほどに切迫した状態だったそう。

また、お母さんは特筆すべき病気もなく食欲も旺盛でしたが、なかなか心を許してくれなかったようで…

仕方のないことなんだけれど、ずっと嫌われていましたね。

一応、24時間のルームサービスに、ご飯も全部用意してあげているんですが…(笑)

子猫の状態を確認しようと、直接触ろうとすると、引っ叩かれてしまう。

なので、ホウキの柄に薬さじを固定して、遠くから触らないといけなかったんですよ。

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子猫たちの成長

それから4週間ほどが経過して…

病弱だった子猫たちは、すっかり大きく育ちました。

小麦色のボブテールの子は、フェニックスと名付けました。

他の2匹と比べると、体の大きさは半分くらいだけど…

ミルクだけじゃなくて、お母さん用のご飯も食べちゃうくらい食いしん坊なんですよ。

 
また黒い毛並みのジャスパーは、唯一の男の子。

体も一番大きく、ぜんぜん言うことを聞かない、やんちゃ坊主なんだとか。

 
そして3匹のうちのリーダーが、灰色のハーレイ。

もう猫用のテレビを理解できるくらいには賢いのだそうです。

彼らは、もう独りで生きていけるくらいに、元気になりました。

冒険したり、イタズラをし始めるようにもなったんですよ。

 
それぞれが異なる魅力を開花させた子猫たち。

逆境にも負けず生き延びた彼ら、彼らを守り続けたお母さん、そして救助にあたったウィルさんに、心からの拍手を送りたいですね!

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