アメリカ・ノースカロライナ州の高速道路に迷い込んでしまったブチ猫のモキシー。
このままでは車に惹かれてしまうかもしれないと、発見者の男性は彼女を保護して近くの警察署へと連れて行きます。
生後5週間のモキシーは、全身がノミや砂埃にまみれており、さらに片足を引きずって歩いていました。
骨が折れているのだとしたら、一刻も早く治療が必要です。
勤務中だった職員は保護施設などに連絡を取りましたが…
あいにく、どこも受け入れる余裕がないとの返事。
そこで立ち上がったのが、署長のパットさんでした。
自腹を切る覚悟で彼はモキシーを動物病院へと連れて行きます。
獣医もそんなパットさんの心意気を買い、ボランティアで診察を引き受けてくれました。
そして調べた結果…
モキシーに大きな怪我はないとのこと。
どうやら、足が悪いのは先天的なもののようで、特に痛みもないようです。
天職との出会い
健康上の不安が解消され、ひとまず安心。
しかし…モキシーが独りぼっちであることに変わりはありません。
引き取ってくれる家が見つかるまで、彼女は警察署で育てられることになりました。
新たな「職場」にもすぐに馴染んだモキシーは、机の上に座って同僚の業務をチェックしたり…
パソコンの操作を手伝ってあげたり…
ちょっとウトウトしがちなのはご愛嬌ですが、彼女に会いにきた子どもたちにも優しく接し、警察犬などの動物仲間とも仲良くやっているそうです。
何より、彼女にとって一番の大切な仕事は、疲れている職員のストレスを取り除いてあげること!
愛くるしい姿に、皆メロメロみたいですね(*´∀`*)
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見つけた居場所
やがて、モキシーのために「生涯の居場所」を探してあげようと考えていたパットさんは…
彼女がすでに、それを見つけていることに気が付きます。
そして…
署の仲間として、正式に「モキシー巡査」を引き取ることに決めました!
パットさんの妻であり、児童の権利団体で働くブランディさんも…
休日に帰宅する愛らしい我が子を見つめながら、その不思議な魅力を語ります。
虐待やネグレクト、育児放棄の被害者となった子どもたちにとって、希望の光となってくれてます。
彼女と子どもたちは共通点をたくさん持っている。
だからこそ、モキシーは彼らに、彼ら自身の価値を信じる良い機会を与えているのです。
とってもキュートで頼りになる「猫のお巡りさん」は、今日も多くの人の心を癒やしているに違いありません(*´∀`*)