遺体を棺に納める「納棺師」として、多くの人々を見送ってきた木村光希 (@kouki75241309)さん。
そんな彼が投稿した、とある家族のエピソードに注目が集まっています。
泣いたらプロじゃないって言う人いるけど
お棺に納める前に6歳の娘さん(ご遺族)が、最後パパ(故人様)に抱きついていい?
って聞かれたので
「きっと喜ぶと思いますよ」って答えたら
「パパ大好きー!」って大声出して泣きながら抱きつくとこ見たら
仕事中だけど僕は泣いてしまいますよ
— 木村光希 納棺師 (@kouki75241309) 2019年7月5日
娘さんがどれほどの寂しさを感じていたか…
話を聞いているだけで、我々も堪えられなくなってしまうような一幕ですね。
大切なのは…
木村さんは次のように語ります。
感情を出しすぎて、ご遺族が不快に感じてしまったり
一連の流れに支障をきたしたりしないのであれば
自然に涙が出ちゃうのは、仕方ない、というかやはりそういう心はしっかり持っていたい
— 木村光希 納棺師 (@kouki75241309) 2019年7月5日
亡くなった方だけではなく、遺族にとっても最期の時。
その瞬間に立ち会うプロにとっては、「寄り添う心」もまた、大切であるに違いありません。
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みんなの反応
●元同業者ですが同感です。故人のお子さん(学齢期やそれ以前)が絡む葬儀は大変でした。中学生の遺族が代表として会葬者への挨拶をしていたことがありましたが、大人のように飾らず、故人へのエピソードと思い出を気丈に語る様子に胸を打たれました。子どもはとても素直です
●元納棺師です。私も泣くのはプロじゃないと教わりました。義理母さん(故人)をずっと自宅で介護をしていたお嫁さんが、湯灌の際に「最後に洗わせてください」と故人様の名前を呼び泣きながら洗われてるのを見た時は、泣けました
●遺された自分がいつか亡くなった時、少なからず悲しむ人がいるって思えることが、悲しみを乗り越える糧になる気がします
胸が詰まるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。