バージニア州アーリントンの愛護団体に保護された生後6週間の子猫・カトラ。
ジェンさんとイアンさん夫妻が里親ボランティアを務めることになったとき…
彼女は、目にするもの全てにひどく怯えている状態でした。
あるいはあったととしても、あまりいい思い出じゃなかったみたいね。
最初の数日間は、目を合わせたり撫でようとするだけで瞳孔が開くほど興奮し、唸り声を上げていたそうです。
そこで夫妻は、「猫同士だと警戒心も薄れるのではないか」と考え…
カトラと一緒に里子として連れて来た子猫・ハクラと会わせることにします。
生後4週間、体重450グラムほどのハクラは、シャイなカトラとは対象的に、非常に活発でおしゃべり好きです。
「ハクラの社交的な性格が、カトラに良い影響を与えるかもしれない」
夫妻のそんな狙いは的中し…
彼らは徐々におもちゃで遊んだり、部屋を歩き回ったりするようになりました。
カトラは逆に、開かれた場所が嫌いで、誰も構ってくれなければその方がいいみたい。
2匹とも性格が正反対だけど、いい相棒同士でとても仲良しよ。
夜は一緒に寝てるし、日中は一緒に行動しているわ。
加えてイアンさんたちは、人間との生活にも慣れてもらうため、毎日カトラの抱っこを繰り返します。
素直に愛情を受け取る準備はまだできていない彼女も…
温かな腕に抱かれ、優しく語りかけながら撫でられる気持ちよさには勝てません(*´艸`*)
ゴロゴロと喉を鳴らし始めて、寝てしまったの。
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そして、カトラが夫妻の家に来てから1週間。
彼女の性格は、目に見えて変わってきました。
毎日の抱っこ訓練で、前の日よりはもうちょっと互いの距離が近づくように頑張っているの。
孤児として寂しく過ごしてきたカトラは…
やはり心の奥底で、愛情を欲していたのでしょう。
ようやく幸せな日々への切符を手に入れた子猫。
その先に、明るい未来が広がっていることを祈ってやみません。