小説家の米澤穂信 (@honobu_yonezawa)さんが投稿した、とある「悩み」を巡る呟きに注目が集まっています。
う、うーん……(入試問題に拙作が使われたが、引用部分がミステリの真相そのままだった。試験問題への利用を止めることは出来ないが、過去問集への収録は正直なところ胃が痛い。一度はこれも受験生のためと許可したが、今年もまた使いたいと申請が来てしまった。今年も胃が痛い……)。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2019年6月20日
これは切実な問題…!
読者の興味を大幅にそぎ、ひいては売り上げにも悪影響を及ぼしかねません。
念のため……試験とは未来のための厳粛なものであり、真相暴露の害よりも試験を正しく行う益の方が大きいと私は考えます。なので、真相部分が試験に用いられたことに異議はありません(これから読もうと思っていた受験者には不幸なことですが)。悩んでいるのはそれを問題集に収録することの是非です。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2019年6月20日
過去問も学生たちにとっては大切な資料。
とはいえそのまま収録することは、あまりにも米沢さんへの敬意を欠いているように思えます。
学校側の相応の配慮に、期待するしかないのでしょうか…。
関連:まさに断固たる決意。スラムダンクを伝説の漫画にした、作者の「ある一言」とは?
ネットの反応
●文庫のオビに「◯◯大学 ◯◯年入試問題ズバリ的中!」とでかでかと書いてみるのはいかがでしょうw 冗談ぽいですが、入試問題作成者が今後の引用を控えるかもしれません
●入試使用は事後通告なので作者は拒めませんが、過去問掲載時には不本意な使用を止めるように求めれば応じてくれるはずだと思います
●真相はまずいでしょ…使えるかどうかより使うべきかを考えようぜ運営…
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。