その日、カリフォルニア州の保護施設に連れてこられたのは、生後わずか数時間の子猫でした。
手で分かるくらいに体温が低く、危険な状態。
アニマルレスキューのクリスさんは、すぐに子猫の体を温めようと試みます。
温熱パッドなどを駆使して、どうにか一命は取り留めましたが…。
食べたものを吐き出せず、のどに詰まらせてしまうことだってあります。
赤ん坊の子猫は、24時間つきっきりの看護を必要としていました。
そこでクリスさんは、親のいない子猫を保護している『Orphan Kitten Club』に連絡を取ります。
事情を知った創始者のハンナ・ショウさんは、すぐさま車に飛び乗りました。
ロザリタと名付けられた、赤ん坊の子猫。
はじめこそ弱弱しい様子でしたが、すぐに自分の力でミルクを飲めるほどまで回復し…
生後2週間も経つと、目も開いたといいます。
ハンナさんは付きっきりでロザリタを看護し、毎食後に体重を測るなどして、慎重に見守りました。
でも、それでいいんです。急いで大きくなろうとしなくたって。
すると…
1週間後には、保育器の外を歩き回るように。
時々不満そうに鳴いたり、鼻を鳴らして訴えてきたりもします。
3-4週目を過ぎる頃には、視力や聴力も発達し、周囲の音やものにも反応し始めます。
著しい成長を遂げたロザリタは、保育器での生活を卒業し、育児室へと移りました。
そこで出会ったのが、里親となるアンドリュー・マルティラさん。
ロザリタはすぐに彼と仲良くなり、たくさんの時間を一緒に遊んで過ごしたそうです。
関連:初めて「外の世界」を見た猫。想像以上のリアクションを捉えた写真に、思わず吹いた!
特にロザリタがお気に入りなのは、アンドリューさんのシャツの上で、腕に抱かれてウトウトすること。
でも、この更に上があるんです。
聞けば、彼女が抱き抱えて欲しいときは
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全身で「おねだり」をしてくるとのこと(*´艸`*)
まるで「どうやったら構ってもらえるか」を知っているかのような、キュートな表情(笑)
この誘惑には、誰も抗えませんよね…!
生後6週間を過ぎたロザリタ。
これからも優しい人たちの元で、すくすくと、ますます可愛らしく育っていくことでしょう(*´▽`*)