アメリカ・ペンシルバニア州に住むジョー・ゲッツさんと奥さんのリンジーさんには、悩みがありました。
仕事柄、出張の多いジョーさんが家を離れるたびに…
10歳になるゴールデンレトリバーのルーシーが、酷く落ち込んでしまうのです。
その様子は日に日に悪化していき、終いには、スーツケースがなくなっただけで吠え、ジョーさんがいない間はベッドに伏せたまま、お風呂へ行くのも嫌がるような状態に。
獣医師に「分離不安症」と診断され、薬物治療を勧められましたが…
すでに別の薬を服用させていたため、夫妻にとっては抵抗がありました。
他に、彼女の症状を和らげる良い方法はないものか。
リンジーさんは、ジョーさんの不在中、あらゆる方法を試してみました。
テレビ電話で、ルーシーにジョーさんの顔を見せてみたり、ジョーさんの匂いの付いた衣類を、そばに置いてみたり…。
しかし、どれも彼女の落ち込んだ心を救うことはできませんでした。
夫が出張に行くたびに罪悪感が芽生え…彼女から、距離を取りたいと思うようになってしまったのです。
そんな中、3歳と6歳になる二人の子どもたちが、他にも動物を飼いたいと駄々をこね始めます。
渋っていた夫妻も、やがて根負けし…
既に飼っていたベイリーという老猫に加え、保護施設からもう1匹猫を引き取ることにしました。
ピートと名付けられた新しい猫は、とてものんびりした人なつっこい性格で、最初こそ少し怯えた様子を見せていましたが、子どもたちに慣れるのにも、それほど時間はかからなかったといいます。
加えて、何より驚いたのは…
引き取って数日も経つと、毛づくろいしあう仲になっていたんです。
すぐに打ち解けあったルーシーとピート。
それ以来、2匹は片時も離れないほどの親友になりました。
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ご飯を食べるときも…
お昼寝するときも…
いつも彼らは、仲良く寄り添っています。
そして、そんなピートのおかげで、ルーシーの分離不安症も、徐々に改善の兆しを見せ始めました。
ジョーさんが家を離れた際にも、以前と比べると、だいぶ気持ちの切り替えができるようになってきたそうです。
今や、ジョーさん一家にとって、ピートのいない生活は考えられません。
彼は、私たちの生活、そしてルーシーの人生を変えてくれたのです!
彼らの友情は、これからも永遠に続いていくことでしょう(*´▽`*)