医師の温泉猫 (@0nsen_nek0)さんが投稿した、研修医時代のとある患者さんとのエピソードに注目が集まっています。
研修医1年目の春、担当していた終末期の患者さんの採血に、何度も失敗した。上の先生を呼ぼうとしたら、患者さんに止められた。
「何度刺してもいいから絶対にキミが採ってほしい。若い人の経験になって、後世の人に役立てたら嬉しい」と。
医療者の手技には、そんな患者さんの思いも託されている。— 温泉猫 (@0nsen_nek0) 2019年3月7日
『何度刺してもいいから、絶対にキミが採ってほしい』
未来への覚悟と希望にあふれた、本当にあたたかい一言です。
おっしゃる通り、その励ましこそが今日にいたる温泉猫さんの一部を形成し、多くの患者たちを救う糧となったに違いありません。
対照的に、手技は「上手い先生じゃなきゃ嫌」とおっしゃる患者さんもいる。お気持ちはわかるし、それもいいと思うけれど。
研修医時代に「私の身体でどんどんやりなさい!」とおっしゃってくださった患者さんたちは、私の手で生き続けているし、今でもよく思い出す。
— 温泉猫 (@0nsen_nek0) 2019年3月7日
誰かの記憶に残るような優しさ。
それは、本当に尊いものですね。
ネットの反応
●私もそう言える人でありたいと思いました
●人の生命に関わることだから他の人にはそうしろなんて言えませんが、自分だけなら出来るかもしれません
●経験を積ませてもらえることは、とてもありがたいことですね
●私も全く同じ経験があります。その患者さんの顔は一生忘れない
心を打つお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!