以前、Twitter上で「元ストーカー」であることを明かした伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma)さん。
そして彼女は、自らの体験談を踏まえた「インターネットの恐ろしさ」をめぐる呟きを投稿しました
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私は元ストーカーでございます。ストーキングしたいわけじゃないんだけどストーキング以外に愛情表現わかんない☆っていうたちの悪いストーカーでした。過去ね、過去。
住所とか職場とか電話番号とか家族構成寝る時間好きなもの、全部調べるの得意です。で、昨日の夜ふと思い立った。
— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
絡みがあるわけではないけど、TLでたまに見かける人で、子供の写真を思いっきり晒してる人がいて…
この人のこと、インターネットだけを使って、どれだけ調べられるかなぁ?と、試してみました。結果…
— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
以下のことを、インターネットのみで特定することに成功しました。
・本人と子供の本名
・住所
・電話番号
・子供が取り組んでいるスポーツ
・子供が通っている中学校と小学校どう調べたかは、秘密。
でもとても簡単。
私はもう、その人に手紙を送ることも、電話をかけることもできます。— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
子供の中学校と小学校と、住所が特定できたということは、通学路も特定できました。
スポーツをしてる子なので、帰りが遅くなることもあるんじゃないですかね。
一人でいるところに、声かけるのも容易そうです。
ゴミ捨て場も特定しました。
ゴミを見れば、もっと沢山の個人情報を入手できます。— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
すごすぎる…(((゚Д゚;)))
当然ながら、上記の情報は全て合法の範囲内で調べ出したそう。
「たまたま、私がその人に興味も悪意もなかっただけ」という追記に、背筋が凍ります。
「別にストーキングされても平気よ」って言ってる人がいますが、本当かな?
人の心を壊すことは、とても簡単です。
手間はかかりません。
なぜなら、少しだけ壊せば、あとは自分で勝手に壊れてくれるからです。『こちらの正体を明かさない』という方法を使えば、とても容易なんです。
— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
私は匿名でストーキングはしたことありませんが…
例えば住所を特定して、ゴミ捨て場も特定するとします。
漁ったあとのあるゴミ袋を、その人の自宅の前に置いておきます。
そうするとその人は「誰がやったんだろう?」って、考えますよね。
そうやって周りを見ると…— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
何人も、疑わしい人が出てくるんですよ。
隣の奥さんが最近はそっけないなとか、職場の同僚にこの間仕事頼んじゃったなとか、友達に嫌われることしたかも、元恋人に恨まれてるかも、あのときフッたあの人…そうすると、他人の些細な言動が少しずつ気になりだし、もう、前の日常には戻れません。
— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
その人の通勤路が分かれば、
「今朝の◯◯線、混んでましたね。近付けて嬉しかった」
って、手紙を投函すれば、その人は『誰かがどこかから私を見てる』という緊張を、ずっと抱かなくてはいけなくなります。
本当には、電車なんて乗ってなくていいんです。
それだけで、人は勝手に壊れます。— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
あのね、何が言いたいかと言うと…
世 の 中 、 怖 い よ 。
って、ことです。
簡単に、身元が確認できるような写真とか、あげちゃダメです。
「別にゴミ漁られてもいいし、ちょっとした隙に家に上がられて盗聴器つけられてもいいし、尾行されてもいい」っていう人以外は、気を付けて。— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
「世の中、怖いよ」
この言葉は、胸に刻み込まなければいけませんね。
ネットの反応
●写真にもGPSで撮った地点が記録されてて、ちょっと調べれば場所の特定はできるってTVでもやってたなぁ
●友達は学校名も、自分の顔も晒してるので注意しておきます
●怖がられてでも、危険を伝えたいという覚悟のようなものを感じるツイートで、ちょっと感動しました
なお、伊藤さんはこんなエピソードも残しています。
念のためもう一度言いますが…
私は!匿名の!ストーキングは!
したことありません!!!
されたことはありますけど。私は、住所調べたら家の前でニコニコしながら待ってて「遅かったね♡早く家入ろ♡」とか勝手に言い出すタイプのストーカーでした。
過去ね!過去!!!— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) 2015年6月20日
怖い…!!!
こうして具体的に教えてもらうと、改めて深刻に受け止めることができますね( ;∀;)
SNS上で住所や電話番号などを公開しないことはもちろんですが…
住所などが特定できる情報が写り込んだ写真や、具体的な生活パターン(日曜のお昼はいつも〇〇で食事をしている。夕方は●●ジムにいるなど)などの情報の取り扱いにも、十分に気をつけましょう。