4月4日の京都府・大相撲舞鶴場所で起こった「ある出来事」について…
え (@QtdeOERCYvPpwrl)さんは、大きな疑問を抱かずにはいられませんでした。
大相撲舞鶴場所で舞鶴市長さんが挨拶中に倒れられた。
観客として来てた女医さんが心臓マッサージ行ってたら「女性は土俵から降りてください」のアナウンス。
人の命を助けるため一分一秒争うこの時に信じられない発言。
タンカーで運ばれはったけど、どうかご無事でありますように……。— え (@QtdeOERCYvPpwrl) 2018年4月4日
※タンカー=「担架」の変換ミスとのこと
確かに相撲って、昔から伝わる日本の古き良き国技やし、しきたりを重んじる事は凄く大切なこと。それはもちろんわかってるけど、人の命よりも大切なしきたりって何だ。
女医さんがアナウンス受けて心臓マッサージやめはったけど本当に大丈夫やったんやろか。— え (@QtdeOERCYvPpwrl) 2018年4月4日
ちなみに、その後一切何の説明もないまま、本当に何事もなかったかのように、進行し始めた相撲協会の在り方に戦慄しました。
救急車で運ばれたっていうのも、警察の人に尋ねて初めてわかったこと。— え (@QtdeOERCYvPpwrl) 2018年4月4日
この後、日本相撲協会の八角理事長が謝罪コメントを発表。
問題となったアナウンスについては、「行司が動転して呼びかけたもの」と説明し、不適切な対応であったと認めました。
しかし、一連の出来事を知った人々からの非難の声は、止む気配がありません。
大相撲巡業の話、協会が「一部の観客から女性が上がっていいのかという指摘を受け、若手行司が慌ててアナウンスした」とか、若手と観客に責任転嫁してて、本気でダメな団体だと思った。
— しぐ@ガルパンおじさん (@sigzx) 2018年4月4日
伝統とかそういう話はぶっちゃけどうでもいい
相撲協会という「スポーツ団体」が「急病人に対応できず狼狽えるばかり」であるどころか「市民の救命作業者の足を引っぱった」というフルコンボが大問題って話ですわ。— 三木里秀予@rkt主義者'\ (@hmikisato) 2018年4月4日
スポーツじゃなければ見世物興行ですなあ。
なお「女は絶対上がらせない」ポリシーを守りつつ、人命を守る方法はちゃんとありましてなあ。・男性のみで構成された医療班を待機させる
・緊急時対応を男性係員に教え込むどっちもやっておらなかったのだから、相撲協会の危機対応能力はクソ以下です。 https://t.co/dP9NHX130f
— KGN (@KGN_works) 2018年4月4日
いつも思うけど、土俵が神聖なら「特別なお清めを受けた力士・審判員・行司・呼び出しのみ」にして、政治家等は男女関係なく土俵の外で挨拶すれば良いんだよ。知事や市長や医師看護師という「地位職業」の立場で土俵に上がらせるのに、女の場合は認めないって、それを蔑視でないと言うのは無理だろう
— Kumiko@ブルックリン99推し (@Kumiko_meru) 2018年4月4日
そもそも、なぜ土俵は女人禁制なのか。
これについては、杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi)さんが興味深い呟きを投稿しています。
相撲の女人禁制は神道とか関係無く、明治時代後半に始まった相撲の歴史から見たら新しい伝統。
そもそも文献に初めて相撲が登場するのが「日本書紀」の雄略天皇期で、その相撲は女相撲。室町時代は比丘尼による女相撲が行われている。
国技館が出来る前の本土俵・回向院でも女相撲が行われている(続)— 杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi) 2018年4月4日
それどこか男女関係無く相撲が行われていて(上半身裸でね)明治5年に風俗取り締まりで「男女相撲は禁止」となっている。
明治42年に国技館が出来た時に、裸の女性が格闘するのは外国に知られたくない野蛮な行為として女相撲を闇に葬り、女人禁制となった。(続)— 杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi) 2018年4月4日
土俵は神聖な場所なので女人禁制、なんてのは後付けで出来た理由で、本当には「上半身裸で女性が闘う相撲は恥ずかしいので禁止にしちゃおうぜ、その理由として神道を持ち出して格上げしちゃおうぜ」って事なんじゃないかな。雑に言うと。
— 杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi) 2018年4月4日
仰る通りならば、もはや「伝統ですらない」と言えます。
知れば知るほど、様々な論点が噴出してくる問題ですね。
ネットの反応
●伝統は何も起きてない日に守ってればいい。緊急時は違う
●大名行列ですら人の命に関わるとして、産婆さんは横切ることを許されていた
●生きるか死ぬかの一瞬に『女性』は関係ない。 この人の勇気ある行動に賛辞
人命を危険に晒した今回のような件が二度と起こらないよう…
我々は一度、組織内のみならず社会全体で、「国技の在り方」を見直すべきだと強く感じました。