タイにて、ナイフを持った男性が警察署へ押し入る事件が発生。
現場に緊張が走る中…立ち会わせた1人の警官が、ある驚きの行動を見せました。
- 動画のキャプチャ画像
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ナイフを持った男性と対峙する警官。
「自分は丸腰だ」と手を広げてアピールします。
その後、懸命な説得が功を奏し、男性がナイフを手渡しました!
さあ、今が取り押さえるチャンス。と、思いきや…ナイフを受け取った警官は、両手を広げてゆっくりと男性に近寄ります。
そして…
男性を、しっかりと抱きしめたのです。
さらに、やってきた同僚を手で制止し、男性を椅子に座らせます。
心を通い合わせた彼らは、最後に手を合わせ、タイ式の挨拶を交わしました。
ミュージシャンとして活動していた45歳の男性。
警備員として3日間働いたぶんの給料が支払われなかったところに、大切なギターまで盗まれてしまい…絶望した結果、今回の騒動を起こしてしまったといいます。
そんな事情を知った警官は、次のように語りかけたそう。
「自分のギターをあげるよ。一緒にご飯でも食べに行こうな!」
事件の後、精神的なチェックを受けるため男性は病院へ。タイ警察は、彼を起訴しないことを発表しました。
この出来事に、海外掲示板Reddit上でも、たくさんの反響が寄せられています!
●「共感」って偉大な力を持っているね。
●この男は自殺しようとしていて、人に危害を加えようとしているわけじゃないのは明白だったんだ。この警察官は最善の方法をとったと思うよ。
●彼みたいな警察官がもっと必要だ。
「力」ではなく「心」で事件を解決したタイの警官。本当にカッコいいですね!
(参照:Newsner)