先日、朝の情報番組『おはようコールABC』(ABC朝日放送)にて、「漫画原作の実写映画化は、批判が多いのになぜ増加傾向にあるのか」という特集が放送されたのですが…
そこで明かされた「驚くべき実態」について、塵がない (@zUsDz1pox2tUDBf)さんが紹介。
多くの「信じられない!」という声が寄せられる事態となっています。
これってつまり俺たちがこれからやるハガレンやジョジョの実写化をいくら見に行っても原作者には一銭も入らないってことか?見に行く価値なくね?
pic.twitter.com/SMzKm2FkZG— 塵がない (@zUsDz1pox2tUDBf) 2016年11月16日
莫大な興行収入に対し、原作者に払われる金額は、わずか数百万円…。
こうした異常とも思える状況には、様々な利権が絡んでいるようです。
作者へは100万とか250万だけど出版社にもっといってるんでないかな https://t.co/qPbG3dRMbj
— としきん (@toshikin3) 2016年11月16日
@rokiegle2 テルマエロマエの作者は「知らぬ間に自分の作品が100万円で実写化が決まった」とトラブルに発展していましたね。
何でも金額ではなく作者が映画化の話を聞いた頃には映画会社と出版社で金額含む契約諸々が決まった後の所謂「事後承諾」だったのに腹を立てたとか・・・— KYウリエル (@KYuriel) 2016年11月16日
@daikokuten20
まだ作品がさほど売れていない初期段階で、単行本発売の契約をする際「二次利用に関しては、出版社に全権を委ねる」みたいな項目があるらしいです通常の「2次利用」ってのは、雑誌の付録や広告用に画像を流用する事なのですが、全部を作者が監修ってのも大変ですし
— 騎士☆スクリーム (@pkskf396) 2016年11月16日
乱発される実写映画に関しては、その「クオリティ」に対する不満の声も、かねてより噴出していました。
@sinki_itten あとスポンサーからも金がどっさり来るらしい、それピンハネして映画自体の評価なんざどうでもいいということになる
— イヴァン零式 (@ivanoshiki) 2016年11月16日
少なくともパラレルワールドにすらならない改変歪曲やり放題の実写化に金落とす価値ないな https://t.co/wTFcTkgkSC
— ひろ (@tamtampw) 2016年11月16日
また、透司 (@beasty__baby)さんは、2017年に実写映画が公開される漫画『銀魂』の作者である空知英秋先生が残した、こんなコメントを紹介。
実写でもおなじなんかな
— 透司 (@beasty__baby) 2016年11月16日
実写版のみならず、アニメ映画についても、興収の如何は原作者の収入にかかわりがないとのこと。
これまでに公開された『劇場版 銀魂』は、1作目が10.7億円、2作目が17億円のヒットを記録しています。空知先生が不満に感じるのも、無理はないでしょう。
劇場版作品を通して初めて原作に興味を持つ方もいるはずですから、映画化にメリットがないとは言い切れません。
しかし…それを差し引いたにしても、漫画家の方々が、ひどくないがしろにされているように見えるのは気のせいでしょうか。