アメリカ、コネチカット州。6月14日の朝、ショッピングモール内のカフェで授乳していたジェシー・メイハーさんを見て、突然ある男性が怒鳴り始めました。
その言葉を聞いたジェシーさんが答えます。
しかし、それでも…。
まったく引き下がらず、なおも暴言を吐き続ける男性…。
すると、この2人の様子を見ていた周囲の人々が、おもむろに立ち上がり始めました。
恐くて震えていたジェシーさんのもとへ、真っ先にやって来た緑の服を着た女性。彼女は「大丈夫よ。あなたがそんな風に感じる必要はないわ。」と優しく声を掛けました。
お店のスタッフも、ジェシーさんと男性の間に入るように続々と集まり始めます。
涙声になりながら、そう感謝の気持ちを伝えるジェシーさんを見て、そばにいた女性は声を荒げました。
(男性に向かって)あなた、 敬意を払うべきよ! そんなに嫌なら見なきゃいいじゃない!
そして、店員たちに促されながら男性は店の外へと出て行きました。
ジェシーさんが住むコネチカット州の法律によると、母親は自分が選んだ場所であれば基本的にどこでも授乳することが許されており、それが公共の場所だったとしても変わりません。
タオルやブランケットで隠す必要もなく、授乳しているからといって、その場所から立ち去ることを店のオーナーや店員が強要することもできません。
Facebookに投稿されたこの動画は840万回再生され、子どもを持つ多くのユーザーたちから支持されました。
授乳は子育てにおいて不可欠ですが、今回の男性のように理解しようともせず、ただ「気持ち悪い」としか思えない人がいるのも事実です。
頑張るお母さんたちが、これ以上肩身の狭い思いをしなくなるよう、この動画がもっとたくさんの人たちの目に留まればと思います。