「息子は言葉が遅い子で二語文しか話せずヤバいレベル」
そんな書き出しから、町不動産(@machirealestate)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
息子は言葉が遅い子で二語分しか話せずヤバいレベル。小3の時担任の先生に真剣に相談に行くと「インプットとアウトプットが大事。毎日音読と日記続けてみてください。教育大附属の子どもたちは宿題でやってます」と言われすぐ本屋へ。音読は私がキッチンにいる時息子がぺったりと入り口に座り込んで
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
※二語分=二語文
「今日のおんどく!」と叫んでから読み始めます。たどたどしい音読だけどまだ可愛い声にうっとり。一個読み終わるのに10分かかってヘトヘトになった息子に「ねぇ、ママ〇〇くんの声大好き、毎日ききたいな」というと照れてはにかんだ顔で「うん、いいよよんであげる。」と息子。
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
次の日から毎日ご飯を作っていると、音読してあげるね、と息子がやってきて1話ずつ話してくれました。いちいちリアクション取る私。感想を話します。「明日はこぶとりじいさんだよ」とか予告してくれたり。2周目にもなると慣れてきてスラスラ読めてしまうので「じゃ今日は倍速でよんでみて!」と
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
リクエストすると息子が必死で倍速で読むから噛んだりして、最後は2人で大笑いになりました。昔話が30ほど詰まったあの本どこへ行ったのかな。日記は毎日書いてもらってみんなが寝た後に返事を赤ペンで書いて。そんな楽しいやり取りをずっと続けました。大変だったけどかけがえないとても幸せな時間。
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
小学校4年になると塾へ行き始めたので忙しくてそんな時間はなくなり、音読と日記はやめたけど5年生の時の先生が懇談で「国語が得意でずば抜けています。いつも学校でも一番読書しています。この作文読んでみてください。」息子の書いた作文用紙20枚の冒険物語を読ませてくれました。涙が止まりません。
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
「このストーリー展開、すごい。大人顔負けです。登場人物のこの行動がラストの伏線になっていたり。起承転結もできている。小さい頃から本をたくさん読んであげたんですね?」いえいえ、私も読んだけど、前の学校の先生のご指導で本人に読ませてきたんです。きっと、そのおかげなんですよと。
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
その7年後息子はセンター試験で現代文が9割取れたおかげでセンター利用で現役大学合格を果たしました。就職した今も読書が大好きです。小学3年生の時の荒木先生を探して心からお礼を言いたい。そしてこの話が言葉が遅いお子さんをお持ちの親御さんの、少しでも参考になればと思います。
— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
人は人との出会いで不運にも潰れてしまったり逆に運良く良き方へ導かれたりするものだと思います。自分もそんな経験を重ねてきました。
皆さんのこれからの出会いが良きものでありますようにと願います。息子と荒木先生の出会いのように。— 町不動産 (@machirealestate) March 7, 2023
そんなことが…!( ´;ω;` )
愛情たっぷりの特訓
先生からのアドバイスを受け、日常生活に取り入れ継続した町不動産さんが立派です。
【速報】荒木先生、見つかる😭 https://t.co/BXyX02nQfY
— 町不動産 (@machirealestate) March 9, 2023
念願が叶い、10数年越しのお礼を伝えることができたそう。
”人との出会いは大きな財産”だと実感するお話でした(*^_^*)
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みんなの反応
●この方は良い先生に出会えて本当に良かった!
●聞いてくれる人がいるから音読する。読んでくれる人がいるから日記書く。大人でもそうだから子どもだとなおさらですね
●インプットとアウトプットの大切さ。小さな成果を共に驚き喜ぶこと。小さなお子さんだけでなく、それはきっと何歳になっても
心温まるエピソードに、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。