「もうやばい。アパレル業界の方はすでにご存知かと思いますが…」
そんな書き出しから、わたぬき |アパレルEC+実店舗やってる(@watanukifukusou)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
もうやばい、、アパレル業界の方はすでにご存知かと思いますが、国内で縫ってくれるところがない。高齢化や技術伝承の失敗、担い手不足、儲からないなどにより急激な縮小、廃業。あと何年、日本産が作れるか。輸入の服でいいじゃない。という方には無意味な呟きですが縫製工場のせがれなんで許してちょ
— わたぬき |アパレルEC+実店舗やってる (@watanukifukusou) October 30, 2022
なんと…。
働き手の確保
「高くてもこだわるものを買うというマインドに少しずつ全体がシフトしていかないと国内の作り手は、担い手に継承することができないでしょうね」と、わたぬきさん。
なお、リプライ欄には様々なコメントが届いていました。
学生ズボンの縫製をしています 遂に縫製ができる工場が我が家だけになりました 何年経っても上がることのない工賃ですが これを着てくれる高校生を想い製造しています…でも 後どれくらい持ち堪える事ができるでしょうか 日本人には向いてる人は沢山いると思うのですが…
— Cindy (@ki_mi_i_shi_i_1) October 31, 2022
だって、正社員で、月収超える金額の服を1日100枚とか流す工場で働いても手取りは生活保護以下だもん・・・。
中国より工賃が安くなって縫製工場が国内回帰してきても、縫製の仕事は好きだけど、二の足を踏むな。担い手不足なんじゃなくて担い手を育ててない。— 章葉 (@yohsaikan) October 31, 2022
縫製工場で働く者です。
1日500枚あげても、給料が低すぎてやってられなくなります。カタログに掲載されたものをみるとあんなに高いのに、何故こんなに給料が低いのか…。若い人がいなくなっていくばかりです。私もまだ若手のほうですが、子供も授かったこともありこの先不安です。— ぼちょ☺︎ (@48tac0n0h) October 31, 2022
待遇や賃金の面などを改善しない限り、この業界を志す若者の増加は見込めないかもしれません。
日本ブランドを絶やさないために、消費者が安さよりも質を求める世の中になっていくといいですね。
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みんなの反応
●春先に、制服が卒業式に間に合わないと大騒ぎになってましたね。材料の入荷遅れと縫製屋さんの人手不足が原因だと聞きました。政治の責任と言う声は大きいですが、過度に安さを求めたわれわれ消費者の声を政治が反映しただけなのでは?農家も厳しいです。自分の代で終わりです
●20世紀末に服飾専門学校に通っていたが、縫製の仕事で一人暮らしができる生活はできないことを知り、学校でたくせにアパレル系に行くことは諦め事務派遣で20年生活してる。21世紀入る前から縫製は雲行き怪しかった。工場原価の安さに驚き、そんな業界構造じゃアパレル持たないなと思った
●私の職場は多分あと5年位するとパタンナーも縫製士さんも裁断士さんも居なくなる。編み立ては残ると思う。自社ブランドも残ると思う。手練れのパタンナーは居なくなるけど
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。